夜久霊をともない諸口に古事を訪ねる

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2003年11月

ENDE:: ミヒャエル・エンデについて

2003年の11月の日記には、ミヒャエル・エンデ関係の話を集めています。

私自身は、そんなにエンデのファンという訳ではなかったのですが、
行きがかり上、調べる必要が出てきたもので、調べてみました。
まあ・・・縁があったのでしょう。

2002年の10月頃より、少しずつ調べたりまとめたりしたことをここにUPしてみました。


何か、間違いなどにお気づきの方は、書き込みをお願いいたします。
    

なお、現在、フランスの奇特な奥様から送っていただいたエンデの原書が3冊あります。
これについては少しずつ読んでみようかなあと思っている所です。

乞う、ご期待・・・です。 ^^;
   

エンデ:: 『はてしない物語』(岩波書店) について

『DIE UNENDLICHE GESCHICHTE』(ミヒャエル・エンデ作) の翻訳本、
『はてしない物語』(上田真而子 佐藤真理子訳 岩波書店 )について

この本、翻訳本がいくつかありますが・・・私が図書館から借りて読んでいたのは二色刷りでした。
現実のお話・・・というか、主人公がバスティアンの話の部分は茶色で。
アトレイユが主人公のファンタージェンでの話は緑色。

物語の中でバスチアンが手にする本も二色刷りということになっているので・・・結構厳密にオリジナルの本に合わせてあるのではないかと思います。

章節は26。
A(アー)からZ(ツェット)までの26文字をうまく取り入れて、26の二色刷りのイラストが印刷されています。
このイラストの1つ1つが章節の扉絵になっているわけです。
例えば・・・1章節は装飾的に描かれたAの文字の周りにいろいろな妖精等が描かれている、といった具合です。

なかなかよく構成されている。

あ。でもね。実は1章節の前にプロローグの部分があります。
ええ、バスチアンが古本屋でおじいさんに会い、本を無断で持って帰るお話が・・・。
ここで注目すべきは、古本屋の看板がそのままプロローグのタイトルになっていて、しかもそれが裏返しに見た文字のように逆さに印刷されていること!
この本を初めて手にした者はここで「あれっ?」と思い、この物語の虜となっていくのだろうと思う次第でございます。
さすがに・・・父がア−ティストであっただけはあります。エンデは「見せる効果」をよく計算しているようです。

そして、中味ですが・・・。
まあ・・・何といってもたくさんの妖精とか妖怪とか登場人物の設定・名前が面白いです。

英語ではFantasticaファンタスティカになっていますが・・・原書によると『Phata’sien』です。 

ENDE:: まねっこ?比較言語学

2002/10/20 (Sun) 00:53

故あってミヒャエル・エンデの「はてしない物語」をここのところ読んでいた。

読んでいる・・・というのは正しくない。
日本語訳の本と、英語版の本とを比較して・・・元のドイツ語を探り出す作業と、どのように英語・ドイツ語間で変換が生じたのかを調べていた。
ドイツ語の勉強と平行して・・・しばらくこの作業をしていた。

さすがに、「はてしない物語」の原書は持っていなかったのだが、

ある、大変に奇特な奥様のおかげて・・・手に入れることができる事となった。
その、待望の本が我が家に届いたのが先日。

そう。
フランス在住の奇特な奥様が、わざわざドイツのアマゾンで注文してくださって、
それを、奇特な奥様の、親切なお友達が日本まで持ち帰り・・・日本から送ってくださったという・・・世にも珍しい、光栄の至れり尽せりの「本」であった。

手にしたとき・・・じわわ〜と熱いものがこみ上げてきた。
まじまじと・・・長い旅して私の許に来た本を眺めていた。

原書って・・・本当にいい。
ホントは『 DIE UNENDLICHE GESCHICHTE 』ではなく、『 Die unendliche Geschichte 』だったのね・・・。

実は、今回『はてしない物語』だけではなく、『ツァラトストラはかく語りき』も送って頂いた。
こちらは・・・ある人がずっと欲しがっていたので・・・奇特な奥様に断られるのを承知で『ツァラトストラ・・・』も何とかなりませんか?と尋ねてみたら・・・ええ。
送ってくださったのだ。ホント、ありがたかった。
これでしばらく・・・フランスに足を向けて眠ることができなくなった。

その節は、本当に本当に・・・本当にありがとうございました。(ぺこりんんんん・・・・)

ところで、『ツァラトストラはかく語りき』であるが、『 Also sprach Zarathustra 』というのがタイトルだったことを、これまた初めて知った。
これだと・・・『このようにツァラツストラは語った』なんだ。
(さらに、こう書いてある Ein Buch für Alle und Keinen 全ての人のための、そして誰のためでもない本 と。)

似てるけど違うの。ツァラトストラとツァラツストラ。古代ペルシアの賢人、ゾロアスタ−のことでありますよ。

      
とまあ・・・そういう訳で・・・少しずつ『はてしない物語』を「見て」いた。
何とか全文に目を通すことはできた。。。これ、結構分厚くて、430ペ-ジあった。

興味のない人には悪いけど。
せっかくだからそのうち・・・研究発表でもしようかなあ・・・。   

ENDE:: 難解・・・装飾文字

待望の「はてしない物語」の原書を読んでいます。
というか・・・単語の拾い出しをしています。

が・・・困ったことが・・・。

はい。
章節ごとにイラストがあるのですが・・・そのイラストの前のペ−ジに章節のタイトルが書いてあります。
その、タイトルの文字。。。これが問題なのです〜

髭文字というか・・・装飾文字なのです。
小文字は髭文字。
大文字は・・・う〜ん・・・。髭文字なのかなあ?でも、私の持っている髭文字の辞書のアルファベットとはまた少し違った形で・・・わ、分らない・・・。

仕方がないので文章を追っていって・・・普通のアルファベットで同じことが書いてある部分を見つける作業をしていくわけです。

例えば、Ygramul, die Diele (ここでよく分らなかったのは「D」です。)というのがあるんですが、
どう見ても「D」にしか見えないんだけど、Diele では意味がおかしいのです。
で、文を追っていくと・・・5ペ−ジくらい進んだところで「 Ygramul,die Viele 」という言葉があるのに気がつくのだ。

げげっ、この装飾文字は・・・「 D(デ−) 」ではなくて「 V(ファウ) 」なのか!? ということになるわけです。

独逸人なら、装飾文字のこの程度のメタモルフォ−ゼは全然問題ではなく、すらすら分ってしまうのでしょうが、いかんせん。私は日本人で・・・形の変化に対する許容範囲が極めて狭いことに気がつきました・・・。
まあ・・・外国人が楷書の漢字は読めても、草書体や行書体の漢字が読めないのと同じことであると・・・かように思うことにいたします。くすん・・・。。。 
     

ENDE:: 『 Die unendliche Geschichte 』 日・英・独 比較 機銑

参考図書:

『はてしない物語』 DIE UNENDLICHE GESCHICHTE ミヒャエル・エンデ作 上田真而子 佐藤真理子訳 岩波書店

『THE NEVERENDING STORY』 translated by Ralph Manheim   PUFFIN BOOKS  

『 Die unendliche Geschichte  』  Michael Ende   Thienemann  

  
機 。繊.侫.鵐拭櫂献┘鷙颪隆躓   Fantastica in Danger    Phantásien in Not       

ファンタージエン    Fantastica    Phantásien    

ハウレ    Howling    ハウレの森  Haulewald      

鬼火    a will−o’the wisp    ein Irrlicht     

岩喰い男 ピョルンラハツァルク   

     rock chewer  Pyornkrachzark     Pjörnrachzarck, die Felsenbeißer    

豆小人のユックユック    Gluckuk,the ting   Ückück  Winzling 
 
夜魔のウシュウーズル  Vooshvazool,the night−hob  Wúschwusul,der kleine Nachtalb    

エルフェンバイン(象牙)塔    the Ivory Tower     Elfenbeinturm     

女王:おさなごころの君    Childlike Empress    Kindlichen Kaiserin     

くされごけの沼    Moldmoor    das Moder−Moor    

迷路苑    Labyrinth    

若い一角獣の一群    eine Gruppe junger Einhörner     
        
フェニックス    Vogel Phönix    

タ−バンを巻いたジン    turbangeschmückte Dschinns    

コ−ボルト    Kobolde 

3つ頭のトロル     three−headed trolls    dreiköpfige Trolle    

全身金毛でおおわれた森女    Wildweibchen mit goldlockigem Fell        
 
大怪鳥グライフ    ein riesenhafter Vogel Greif 

競走用かたつむり    eine Renn−Schnecke  

ろくに物語は読まず、単語を抜書きしているのですが・・・なかなか難しい単語がいっぱいのドイツ語原書です。
でも、この本の日本語訳なのですが、名前とかがかなり原書に近い発音で訳されていると思いました。

供 。臓.▲肇譟櫂罎了般拭  Atreyu’s Mission    Atréjus Berufung     
  
小人族の医者達    Zwergenärzte      

蜜蜂の姿をした妖精    Bienenelfen     

火の精    Feuergeist     

風邪の専門    Fachmann für Erkältungskrankheiten     

墨汁小人    ein Tintenmannchen     

スカラベ    scarab    ein Skarabäus      

カイロン    Cairon    Caíron      

ケンタウロス    centaur    黒ケンタウロス    Schwarz−zentaur          

アウリン    Auryn    AURYN    

アトレイユ    Atreyu   Atréju  

緋おどし野牛    Purpurbüffel      
  
 

掘 。叩 ‖生鼎燐次.癲櫂蕁   Morla the Aged One   Die Uralte Morla       

 
火焔通り    the flaming streets of Salamander   Salamander      

ブラウシュ町の火焔通り    die Flammenstraßen der Stadt Brousch     
    
モ−ラ    Morla 

巨大な沼亀 媼 モ−ラ    eine gewaltige Sumpfschildkröte      

ザサフラニール    Sassafranians    die Sassafranier      

ムアマ−ト    Muwamath    

ムアマ−トの原始林寺    der Urwaldtempel von Muamath      

3人の樹皮トロル    drei Borkenrtolle    

憂いの沼    the Swamps of Sadness    die Sümpfe der Traurigkeit          

甲羅山    Tortoise Shell Mountain    der Hornberg       

南のお告げ所のウユララ    Uyulala in the southern Oracle 

 die Uyulála im Südlichen Orakel     

検。帖  〃化玄團ぅ哀薀燹璽襦    Ygramul the Many    Ygramul, die Viele       

死の山脈     die Toten Berge 

奈落の裂け目     the Deep Chasm     der Tiefe Abgrund   

幸いの竜     Luckdragon   Glüksdrache

大きな白い幸いの竜     ein großer weißer Glücksdrache    

二本足     A Twolegs     Ein Zweibein  


后。邸   ”徂惘者     the Gnomics     Die Zweisiedler     

          Neither of the little peaple  

フッフール     Falkor     Fuchur   

地霊小人族の家系     the widely ramified family of the gnomes  

             Mitglieder der weit verzweigten Gnomenfamilie  

小人     das Weibchen 

エンギック     Engywook     Engywuck   

ウーグル(治癒師)     Urgl (a healer)     Urgl, die Heilerin    

地霊小人の夫婦     das Gnomenpaar   

地霊小人(地下の宝を守る地の精)     der Gnom 

ウユララの謎     The Riddle of Uyulala     Das Uyulála−Rätsel   

スフィンクス     sphinxes     eine Sphinx   
                       

映画では幸いの竜の名前はファルコ Falkorになっていましたが、本当はフッフール Fuchur です。これが原作とかなり違うかな?    
 
此 。董  〇阿弔凌脆襪量隋  The Three Magic Gates    Die Drei Magischen Tore          

大いなる謎の門     das große Rätsel Tor   

魔法の鏡の門     das Zauber Spiegel Tor    

鍵なしの門     das Ohne Schlüssel Tor    


察 。如  \甜笋寮次  The Voice of Silence     die Stimme der Stille     
   
虚無     das Nichts       

魔鬼(ジン)     djinn     Dschinn     

外国(とつくに)     die Äußere Weld    

アダムの息子     Adamssöhn   

人間種族 das Menschengeschlecht   

力ある御言葉の血兄弟     Blutsbrüder des Wirklichen Wortes
    

ファンタージエン産のセレーン     Fantastican selenium  
 
次。如〕轍の国で     the Wind Giants     Im Gelichterland   

大風坊主     the Wind Giants     die (vier) Windriesen    

リル     Lirr     Lirr    

バウレオ     Baureo     Baureo    

シルク     Sheerek     Schirk    

マエストリル    Mayestril     Mayestril    

人魚たち     Meerjungfrauen  

水の精たち     Wassermänner  

夜魔     night hobs     Nachtalben    

妖魔     kobolds     Kobolden    

幽霊     Gespenster

吸血鬼     vampires     Vampire    

大勢の魔女     eine Menge Hexen

アウリン     AURYN


宗_修永の街     Spook City     Spukstadt      

グモルク     Gmork the werewolf     Gmork, der Werwolf         

妖怪の国 化け物の街     Spook City and Land of Ghosts   

闇の奥方ガヤ     Gaya the Dark Princess     Gaya, die Finstere Fürstin    

いつわり     Lincess     Lügen     
 
偽り     Lies  

偉い勇士     einen großen Helden  

ザサフラニール族の国     the Land of Sassafranians    das land der Sassafranier   

ムアマ−トの原始林寺     the jungle temple of Muwamath 

                  der Urwaldtempel von Muamt    

ハウレの森     Howling Forest     der Haulewald   

憂いの沼     the Swamps of Sadness    

           die Sümpfe der Traurigkeit     

死の山脈     the Dead Mountains     die Toten Berge    

奈落の裂け目 イグラムールの蜘蛛の巣     the Deep chams by Ygramul‘s net 

                             am Tiefen Abgrund bei Ygramuls Netz     
    

ENDE:: 『 Die unendliche Geschichte 』 日・英・独 比較 勝銑将

参考図書:

『はてしない物語』 DIE UNENDLICHE GESCHICHTE ミヒャエル・エンデ作 上田真而子 佐藤真理子訳 岩波書店

『THE NEVERENDING STORY』 translated by Ralph Manheim   PUFFIN BOOKS  

『 Die unendliche Geschichte  』  Michael Ende   Thienemann  


勝 。福 .┘襯侫Д鵐丱ぅ鹽磴悄  The Flight to the Ivory Tower 

                      Der Flug zum Elfenbeinturm   

迷路苑     Labyrinth     das Labyrinths     
 
月の子(モンデンキント)     Moon Child     Mondenkind  
 

将機 。法 ―王 幼ごころの君    The Childlike Empress     Die Kindliche Kaiserin     

さすらい山の古老     Der Alte vom Wandernden Berge 


う〜ん・・・
Berge は、Bergの複数だから、ホントは Der Alte von der Wandernden Berge になると思うのだが・・・もしかして、Berg の後の e って・・・語調を整えるためのeで、意味のないものかしら?

もう一つ、気になったこと。
以前、 grau という単語に少しこだわっていましたが・・・女王・幼こころの君がアトレ−ユを気遣って言った言葉にこんなのがありました。

”Grau ist dein schöner Mantel geworden, 

grau dein Haar und deine Haut wie Stein.”
 

「灰色になってしまって・・・お前のきれいなマントが。それに髪も肌も。まるで石のよう。」

日本では石というと泥の色・・・茶色いイメ−ジがあるように思いますが、
ドイツでは、石の色=灰色(grau)ということになるのかもしれません。


将供。漫,気垢蕕せ海慮渡掘    The Old Man of Wandering Mountain 

                      Der Alte vom Wandernden Berge  

運命(さだめ)山     the Mountain of Destiny   das Schicksalsgebirge  

氷巨人     a handful of gigantig ice−glumps 

                   einige riesenhaften Eisbolden   

望みを統べたもう金の瞳の君    Golden−eyed Commander of Wishes 

                 Goldäugige Gebieterin der Wünsche     

勇士     der Held   

ヤホンフル ダンアレコ トーランコ ル−カ     Skoob dlo tednaeroc darnoc lrac  

                  Tairauqitna rednaerok  darnok lrak   


将掘。諭〔襪凌后.撻譽螢鵝    Perilin, the Night Foest 

                 Perelin, der Nachtwald       

望みを統べる君     the Commander of Wishes  

一粒の砂     A grain of sand     Ein Sandkorn     

互いに相手の尾をかんで楕円につながる明暗二匹の蛇

    the two snakes, the one light, the other dark, 

       which were biting each other‘s tail, and formed an oval
  

     die beiden Schlangen, die helle und dunkele,

    die einander in den Schwarz bissen und ein Ovel bildeten.
  

密林の王者     the Lord of the Jungle 

         der Herr das Urwald     

    
「ヤホンフル ダンアレコ トーランコ ル−カ」という呪文は、これはでたらめです。
   
Tairauqitna rednaerok darnok lrak  ですから、           

タイラウクィトナ レドナエロック ダルノック ルラック とすべきか? 

この呪文には意味があります。逆さ言葉なので・・・逆から読んでください。
ええ。。。「はてしない物語」の初め、バスティアンが見たお店の文字が逆さになっていたことを思い出してください。これは。。。店の看板が逆さに写っている、そのままを読んだもの。
これが物語の中で重要な呪文になっていることこそ、重要なのです。
(または、エンデの言葉遊びといいましょうか・・・。)
 
将検 。  色の砂漠ゴアプ   the Desert of Colors     Goap,die Wüste der Farben     

水色の砂     Light blue sand     hellblauer Sand      

深紅の砂     purplish−red sand     purpurroter Sand                 

砂丘     eine Düne    

コバルトブルー     cobalt blue     kobaltblau          

サフラン色     saffron yellow     safrangelb      

紅色     red     Karmesinrot         

藍色     indigo     Indigo      

浅緑     apple green     Apfelgrün      

空色     sky blue     Himmelblau     

オレンジ     orenge     Orange      

桃色     peach     Pfirsichrosa      

紅紫     mauve     malvenfarben      

トルコ玉の青     turquoise blue     Türkisblau      

ライラックの紫     lilac     Fliederlila      

モスグリ−ン     moss green     Moosgrün        

ルビー色     ruby red     Rubinron      

褐色     burnt umber     Umbrabraun      

黄土色     indian yellow      Indischgelb     

朱色     vermilion     Zinnoberrot          

瑠璃色     lapis lazuli     Lapislazuliblau     

地平線     Horizont    

グラオ−グラマーン 色の砂漠の王    Grograman,Lord of the Desert of Colors 

                        Graógramán, der Herr der Farbenwüste    

色ある死     the Manny−Colored Death     der Bunte Tod      
 

将后。蓮 色のある死 グラオ−グラマーン  Grograman, the Manny−Colored Death

                       Graógramán, der Bunte Tod      

シカンダ     Sikanda     Sikánda      

千の扉の寺     the Temple of a Thousand Doors    
   
             der Tausend Türen Tempel      
                                           
将此 。弌 ゞ笋療圈.▲泪襯ント    The Silver City of Amarganth  
          
                         Die Silberstadt Amargánth   

六角形の部屋     a hexagonal room     ein sechseckiger Raum   
           
白い真珠貝     white mother of pearl     aus weißem Perlmutter       

黒檀    ebony     schwarzes Ebenholz     

緑の肌族     a Greenskin     eine Grünhaut  

緋おどし野牛     purple buffalo     die Purpurbüffel   

礼拝堂     a little forest chapel     eine kleine Waldkapelle  

勇士ヒンレック     Hero Hynreck     Held Hynreck  

オグラマール姫     Princess Oglamar    

              Prinzessin Oglámar, die Tochter des Königs von Lunn 
 
ルンの王     the king of Luna     

ヒクリオン     Hykrion     Hýkrion  
 
ヒスバルト     Hysbald  hýsbald  

ヒドルン     Hydorn     Hýdorn 

銀翁 ケルコバ−ド     Querquobad, the Silver Sage

                 Silbergreis Quérquobad   

イハ     Yikka   Jicha  

アマルガント人     Amarganthians     Die Amargánther       

涙の湖 ムーフー     Moru, the Lake of Tears

                Murhu, der Tränensee   

すみれ色     violet−blue     veilchenblau


隆々たる筋肉の巨人     muscle−bound giants     muskelbepackte Riesen  

向こう見ずな感じの夜行性暴れん坊     siniter−looking nigh−rowdies 

                           Nacht−Rabauken  

体裁屋     flimflams     Firlefanze   

ベルゼルカー     berserkers     Berserker  

鏡剣士     topsy−turvies    Spiegelfechter   

森の妖怪     woodgoblins     Waldschratte  

銀翁 ケルコバ−ド     Silver Sage Querquobad 

                 Quérquobad, der Silbergreis    
                 

ENDE:: 『 Die unendliche Geschichte 』 日・英・独 比較 将察銑将将

参考図書:

『はてしない物語』 DIE UNENDLICHE GESCHICHTE ミヒャエル・エンデ作 上田真而子 佐藤真理子訳 岩波書店

『THE NEVERENDING STORY』 translated by Ralph Manheim   PUFFIN BOOKS  

『 Die unendliche Geschichte  』  Michael Ende   Thienemann  


 
将察 。僉 〕士ヒンレックの竜    A Dragon for Hero Hynreck     
                     
                         Ein Drache für Held Hynreck      
 
魔法の鏡の門    the Magic Mirror Gate      das Zauber Spiegel Tor      

詩人祭    a storytelling contest      ein Dichlerfest          

クリス・タ    Kris Ta      Kris Ta      

歌人     die Liedersänger      

クアナという名の銀媼(ぎんおうな)    a Silver Sagess named Quana  

                       eine Silbergreisin mit Namen Quana             
 
涙の湖ムーフー    Moru, the Lake of Teats
  
クイン    Quin      Quin     
 
一角獣    unicorn     ein Einhorn     

アクイル    Aquil     Aquil        
 
ムクア    Muqua      Muqua    
  
アッハライ    Acharis      die Acharai         
  
ヨルのミンロウド    Yor‘s Minroud      Yors Minroud          

アル・ツァヒール    Al Tsahir      Al’Tsahir       
  
スメーグ    Smerg      Smärg         
   
冷たい火の国モーグール    Morgul, the Land of the Cold Fire

              Morgul,das Land des Kalten Feuers    

ヴォドガバイ    Wodgabay      Wodgabay
  
鉛の城ラ−ガー    the leaden castle of Ragar     die bleierne Berg Ragar             

石化した森 ヴォドガバイ    the petrified forest of Wodgabay   

将次 。辧   .▲奪魯薀ぁ  The Acharis      die Acharai      

シェクスピール    Shexper      der Schexpir     

偉大なる徳行の人    great benefactor     große Wohltäter        

粘りのヒドルン    Hydorn the Enduring      Hýdorn, der Zäle      

アル・ツァヒール    Al Tsahir      Al’Tsahir      

常泣き虫のアッハライ    the Acharis,the Everlasting Weepers 

                    Acharai, die Immer−Weinenden      

常笑いのシュラムッフェン    the Shlamoofs,the Everlasting Laughers    
 
                        Schlamuffen, die Immer−Lachenden    
    
バスチアン・バルタザール・ブックス    Bastian Balthazar Bux     

                          Bastian Balthasar Bux       

ナスチアン・バルテブックス    Nastiban Baltebux     Nastiban Baltebux      

ブキシアン・インジン    Buxian Banninector     Buxian Wähltoter      

バスジン・ブキシオン    Saratit Buxibem     Saratät Buxiwohl       

バルドリアン・ヒックス    Baldrian Hix     Baldrian Hix      

シュルックス    Shulux     Schlux      

バベルトラン・ゾンジン    Babeltran Billyscooter     Babeltran Totwähler      

ニックス    Nix     Nix    
  
フラックス    Flax     Flax      

トリックス    Trix     Trix     

ブックスジン・ザンジバル・バステルオン    Buxifactor Zanzibar Bastelben 

                            Buxtäter Sanibar Bastelwohl 


バスチアンの名前を、アッハライから変身したシュラムッフェンが聞き間違えていろいろに言う場面。
・・・なんだかかなり違っている・・・。
 
 
将宗。咫 [垢琉豺圈   The Traveling Companions     Die Weggenossen 

四分四(しぶんし)トロル(感情豊かなもの)     der Vier Virtel Troll ( Temperamentnik ) 

ケファロポ−デン( 頭足族 )     Kephalopoden ( Kopffü ßler )     

地霊小人     ein Gnom 

影ぼっこ     ein Schattenschelm  

小さな森女     ein Wildweibchen 

やぎ足のファ−ン     bocksbeinige Faune 

大きな夜魔     riesige Nachtalben 

馬乗りカブトムシ     Käferreiter 

三脚鼎     Dreibeiner  
 
兜をつけた銅の蟻    helmeted copper ants     Kupferne Ameisen mit Helmen     

奇怪な形をした歩き岩    strangely shaped wandering rocks 

                  bizarr geformte Wanderfelsen 

フル−ト獣    flute birds     Flötentiere  

三人の、水たまり人と呼ばれる生き物    three so−colled puddlers    

                          drei sogenannte Pfützler 

フタツヒトツ    a twee     ein Zwie 
 

将勝。圈〔椶里△觴蝓   The Seeing Hand     Die Sehende Hand 
 
青い魔鬼(ジン)    The blue djinn     ein blauer Dschinn ( der blaue Dschinn ) 

イルアン    Ilwan     Illuán     

食肉ランの森オグライス園   The forest of carnivorus orchids   der Garten Oglais 
 
魔の城ホローク    Horok Castle     Zauberschloss Ho´rok      

サイーデ    Xayíde the wickedest     Xayíde, die Magierin      

将将機。奸\荏留    The Star Cloister      Das Sternenkloster 
 
白鳥の羽でできた翼を持つオスの白馬    

      ein weißer Hengst mit Flügeln aus Schwanengefieder 
 
パタプラン    Pataplan     Pataplán 

ゲマルの帯   The belt Ghemmal     Gürtel Gémmal 

予感の母ウシュトゥ−    Ushtu, the Mother of Intuition 

                  Uschtu, die Mutter der Ahnung 

星僧院ギ−ガムの天翔る使者 messengers from Ghigam  

       Flugboten vom Sternenkloster Gigam 

知の僧    the Monks of Knowledge     Die Mönche, der Erkenntnis 
 
沈思黙考師    the Deep Thinkers

観照の父シルクリ−    Shirkry, the Father of Vision 

            Schirkrie, der Vater der Schau 

怜悧の息子イージプー    Yisipu, the Son of Reason 
  
                 Jisipu, der Sohn der Klugheit 
   
院長    Superiors      die Tief Sinnenden  

大いなる知者    the Great Knower     Großer Wissender   der Große Wissende 

星僧院ギーガム    the Star Cloister of Ghigam 

                 Das Sternenkloster Gigam 

茜色の絹で装丁された一冊の本に   In a book bound with copper−colored silk    

                      In einem Buch, das in kupferfarbene Seide 

「ルーヒツァ・ルア!」    Rihast−la!     Rihast’la!  


将将供。屐.┘襯ェンバイン塔の戦い    The Battle for the Ivory Tower  

                        Die Schlacht um den Elfenbeinturm 

速足     ein kleiner Hurtling 

5人の黒甲冑の巨人    five giants in their black armor 

               die fünf Riesen in ihren schwarzen Insektenpanzern 

われらの女主人のご主人様     Herr unserer Herrin  

もくれん宮    the Magnolia Pavillion     der Magnolien−Pavillon   

騎馬甲冑たち    the armored horsemen 

ファンタージェンの帝王幼ごころの君    Childlike Emperor of Fantastica 

                        der Kindliche Kaiser Phantásiens 

黒甲冑    armored giants     die schwarze Panzerriesen 
 
運命(さだめ)山    the Mountains of Destiny     das Schicksalsgebirge  

迷路苑    The entire Labyrinth     das Gartenlabyrinth 
      

ENDE:: 『 Die unendliche Geschichte 』 日・英・独 比較 将将掘銑将将

参考図書:

『はてしない物語』 DIE UNENDLICHE GESCHICHTE ミヒャエル・エンデ作 上田真而子 佐藤真理子訳 岩波書店

『THE NEVERENDING STORY』 translated by Ralph Manheim   PUFFIN BOOKS  

『 Die unendliche Geschichte  』  Michael Ende   Thienemann  

  
将将掘 。廖 仝議覯γの都    The City of the Old Emperors     Die Alte Kaiser Stadt    

ア−ガックス    Argax     Argax    

霧の海    the Sea of Mist     Das Nebelmeer     

籠の町     Korbstadt    

イスカ−ルナリ    Yskalnari     Yskálnari     

三人の霧の水夫     die drei Nebelschiffer    
 
いっしょ人    the partners     die Gemeinsamen     

ひとり人    Some one     Einer    

イスカーリの町    Basketvill  

スカイダン    the Skaidan     der Skaidan ( Das Nebelmeer )      
 
イスカ−ル    Yskal     Yskál    

一羽の大霧からす    a giant mist crow     eine Riesen−Nebelkrähe      

霧の船    Das Nebelschiff    

薔薇の森    Wälder von Rosen    


将将検。悄.▲ぅァ櫂蕕ばさま    Dame Eyola      Dame Eiuóla        

「変わる家」    To the House of Change    zum Änderhaus      

救い主    the Savior     ”Retter”     
 
七枝燭台の騎士    the Knight of the Seven−armed Candelabrum   

              der Ritter vom Siebenarmigen Leuchter     

大いなる知者    the Great Knower      Großer Wissender    
 
生命(いのち)の水    the Water of Life     das Wasser des Lebens     

ファンタ−ジエンの境    On the borders of Fantastica      die Grenze Phantásiens    


将将后。戞ヽ┐虜侶々    The Picture Mine     Das Bergwerk der Bilder    

盲目の坑夫ヨル    Yor,the blind miner     Yor, der Blinde Bergmann   

服も顔も髪も、何もかも灰色で石のようだった    

Alles an ihm, sein Kleid, sein Gesicht, sein Haar war grau wie Stein .   

ミンロウド坑    The Minroud Mine    die Grube Minroud    

絵の採掘場    a picture mine     das Bergwerk der Bilder    

薄い雲母    paper−thin isinglass    雲母   das Marienglas      

薄い雲母の板    On the fragile sheet of isinglass  

           Auf der zarten Marienglastafel   

よい坑夫見習     ein guter Bergknappe   

道化蛾シュラムッフェン    the butterfly−clowns,the Shlamoofs    

                   die Clowns−Motten, die Schlamuffen     

お偉い恩人さん!    Great benefactor     Gloßer Wohltäter   

シュラムッフェン兄貴    our Head Shlamoof     unser Ober−Schlamuffe   

シュラムッフェン酋長    our Master Shlamoof     unser Haupt−Schlamuffe    

シュラムッフェン大将    our General Shlamoof     unser General−Schlamuffe    


坑夫Yorは、光の中では目が見えないが、闇の中でははっきりものが見えるという。
Yorって・・・もしかして「夜」?
それから。。。ここまできて、初めて分かりました。
die Schlamuffen が、der Schlamuffe の複数であることに!じゃあ・・・「シュラムッフェンたち」なんて訳してはいけないんだ。「シュラムッフェたち」と訳すのが正しいのですね!!
   


将将此。據\弧拭覆い里繊砲凌紂   The Water of Life     Die Wasser der Lebens    

「飲め!飲め!汝の欲することをなせ!」   ”Drink! Drink! Do what you wish!”  

                         ”Trink! Trink! Tu, was du willst ! ”    

水晶のように澄んだ水の中で   the crystal−clear water    in das kristallklare Wasser   

待降節(アドヴェント)の第一日曜日    Sundy     der erste Advent     

コレアンダ−氏    Mr.Coreander      Herr Koreander   

 
Aber das ist eine andere Geschichte und soll ein andermal erzählt werden .

Michel Ende : Die Unendliche Geschichte 1979      
     

ENDE:: 『 Die unendliche Geschichte 』 こぼれ話 grau

以前、 grau という単語に少しこだわっていましたが・・・女王・幼こころの君がアトレ−ユを気遣って言った言葉にこんなのがありました。

”Grau ist dein schöner Mantel geworden,grau dein Haar und deine Haut wie Stein.” 

「灰色になってしまって・・・お前のきれいなマントが。それに髪も肌も。まるで石のよう。」

さらに。。。
盲目の坑夫ヨル  Yor,der Blinde Bergmann についてこう書かれた部分があります。   

服も顔も髪も、何もかも灰色で石のようだった    

Alles an ihm, sein Kleid, sein Gesicht, sein Haar war grau wie Stein .   


日本では石というと泥の色・・・茶色いイメ−ジがあるように思いますが、ドイツでは、石の色=灰色(grau)ということになるのかもしれません。
               

ENDE:: 『 Die unendliche Geschichte 』 こぼれ話  言葉遊び

「ヤホンフル ダンアレコ トーランコ ル−カ」という呪文は、これはでたらめです。
   
Tairauqitna rednaerok darnok lrak  ですから、「タイラウクィトナ レドナエロック ダルノック ルラック」 とすべきか?
   


と。。。以前に書きましたが、
エンデは本当に言葉遊びが好きです。
この言葉は、物語の中では、重要な呪文になっています。

意味は・・・ヤホンフル ダンアレコ トーランコ ル−カ を逆から読んだ通り。
カ−ル・コンラ−ト・コレアンダ−骨董店。

ほら。
バスティアンが一番初めに入った、あの骨董品やさんの「鏡にかかれた文字が裏返って見えているところ」です〜
              

ENDE:: 『 DIE UNENDLICHE GESCHICHTE 』 構成の謎

『DIE UNENDLICHE GESCHICHTE』(『はてしない物語』ミヒャエル・エンデ作)について

以前にも書きましたが・・・
この本の章節は26。

A(アー)からZ(ツェット)までの26文字をうまく取り入れて、26の二色刷りのイラストが印刷されています。
このイラストの1つ1つが章節の扉絵になっているわけです。
例えば・・・1章節は装飾的に描かれたAの文字の周りにいろいろな妖精等が描かれている、といった具合です。

それだけではないのです。
エンデ館の方からの情報では、「この本の26章は、全部アルファベットの文字から書き始められている」ということなのです。

例えば、1章はAで、A−bend から始まり、2章はBで、B−eim See で始まっている、という・・・。

そこで思い出しました。英語版の『はてしない物語』を読んでいた時に、章節の冒頭の文字が、他の文字と異なった字体で書かれていたことを。
さらに、それらの文字のスペルが変で、意味不明であったことを。

そういう訳で・・・また例の英語版の本を図書館で借りて帰り、独逸語の原書と比較対照をしてみました。
ええ・・・。原書を見い見い、出だしの言葉を抜き出して見るという作業をしてみたのです。
結構大変な作業です。だって、アルファベットを一つずつパソコンで打っていくんだもん。
(結構面白かったですけどね。。。^^; )

せっかくやったので、その結果をここで一気にUPすることにいたしました。えへ。


しかし・・・
『はてしない物語』本当に、いつまでも話題に事欠かない物語でございます。
将に、never ending(Unendlich)でございますよ。。。     
    

ENDE:: 『 Die unendliche Geschichte 』 章節ごとのでだしは?まとめ

参考図書:

『はてしない物語』 DIE UNENDLICHE GESCHICHTE ミヒャエル・エンデ作 上田真而子 佐藤真理子訳 岩波書店

『THE NEVERENDING STORY』 translated by Ralph Manheim   PUFFIN BOOKS  

『 Die unendliche Geschichte  』  Michael Ende   Thienemann  


A〜Zのアルファベットの出だしを、英語版、ドイツ語版から拾い出してみました。


機 。繊.侫.鵐拭櫂献Д鷙颪隆躓   Fantastica in Danger    Phántasien in Not     

  A−LL the beasts in Howling ・・・     

  A−lles Getier im Haulewald ・・・        


供 。臓.▲肇譟櫂罎了般拭  Atreyu’s Mission    Atréjus Berufung           

  B−ECAUSE of their special immportance ・・・    

  B−eratungen, die das Wohl und Wehe ganz Phántasiens betrafen, ・・・    

掘 。叩 ‖生鼎燐次.癲櫂蕁   Morla the Aged One    Die Uralte Morla   

  C−AIRON, the old black centaur,・・・   

  C−airon, der alte Schwarz−Zentaur, ・・・               
 
検 。帖〃化玄圈.ぅ哀薀燹璽襦   Ygramul,the Many    Ygramul, die Viele   

  D−IRE hunger and thirst ・・・ 

  D−urst und Hunger begannen Atréju ・・・       

后 。邸”徂惘者   The Gnomics    Die Zweisiedler     

  E−VER so slowly Atreyu ・・・    

  E−inen schrecklichen Augenblick lang ・・・    

此 。董〇阿弔凌脆襪量隋  The Three Magic Gates     Die Drei Magischen Tore       

  F−ALKOR was still sound ・・・     
 
  F−uchur schlief noch immer tief, ・・・    

察 。如\甜笋寮次  The Voice of Silence     Die Stimme der Stille      
   
  G−LADNESS buoyed Atreyu’s heart ・・・     
   
  G−lüchlich lächelnd wanderte Atréju in den Säulenwald hinein, ・・・    

次 。函〕轍の国で   The Wind Giants   Im Gelichterland     
  
  H−IGH in the air rode Atreyu, ・・・    

  H−och durch die Lüfe ritte Atréju dahin ・・・         

宗 。鼻_修永の町   Spook City    Spukstadt         
 
  I−N the endless sky, ・・・    

  I−rgendwo über den brausenden Wogen des Meeres ・・・    

勝 。福.┘襯侫Д鵐丱ぅ鹽磴悄  The Flight to the Ivory Tower 

                     Der Flug zum Elfenbeinturm        

  J−UST as Atreyu ・・・  

  J−ener Augenblick, in dem Atréju durch das düstere Stadttor von Spukstadt ・・・       

将機 。法―王 幼ごころの君    The Childlike Empress     Die Kindliche Kaiserin      

  K−NITTING his brow,・・・

 K−eines Wortes mächtig stand Atréju da und blickte auf die Kindliche Kaiserin .    

将供 。漫,気垢蕕せ海慮渡掘  The Old Man of Wandering Mountain    

                     Der Alte von Wandernden Berge     

  L−ONG−THUNDERING avalanches ・・・ 

  L−awinen stürzten donnernd über zerklüftete Bergwände, ・・・  

将掘 。諭〔襪凌后.撻譽螢鵝   Perilin, the Night Foest     Perelin,der Nachtwald       

   M−OON CHILD, I’m coming!   

  Mondenkind, ich komme !  

将検 。痢/Г虜叔ゴアプ   the Desert of Colors     Goab, die Müste der Farben     

   N−EVER had Bastian ・・・  

  N−achdem Bastian in der rot glimmenden Riesenblüte tief und ・・・  

将后 。蓮/Г里△觧燹.哀薀−グラマーン   Grograman, the Many−Colored Death    

                          Graógráman, der Bunte tod      

  O MASTER, said the rumbling lion’s voice.  

   >> O Herr ! << sagte die grollende Löwenstimme .  

将此 。弌ゞ笋療圈.▲泪襯ント   The Silver City of Amarganth   

                        Die Silberstadt Amargánth     
 
   P−URPLE light passed in slow waves ・・・  

  P−urpurnes Licht zog in langsamen Wellen ・・・  

将察 。僉〕士ヒンレックの竜   A Dragon for Hero Hynreck   

                     Ein Drache für Held Hynreck        

   Q−UERQUOBAD, the Silver Sage, ・・・  
 
  Q−uérquobad, der Silbergreis, war auf seinen Sessel in Schlaf gesunken,・・・  

将次 。辧.▲奪魯薀ぁ  The Acharis     Die Acharai      

   R−AIN was coming down ・・・  

  R−egen fiel dicht und schwer aus dunklen,

     fast über den köpfen der Reiter dahinfegenden Wolken.
   

将宗 。咫[垢琉豺圈  The Traveling Companions     Die Weggenossen    

   S−UNBEAMS were fighting their way ・・・  

  S−onnenstrahlen fielen schräg durch die dunkle Wolkendecke,

     als sie an diesem Morgen aufbrachen.
  

将勝 。圈〔椶里△觴  The Seeing Hand     Die Sehende Hand    

   T−HE dewdrops on the orchids ・・・  

  T−autropfen funkelten an den Blüten und Blättern der Orchideen 

     in der ersten Morgensonne, ・・・
  

将将機 。奸\荏留   The Star Cloister     Das Sternenkloster     

   U−NINTERRUPTEDLY new emissaries ・・・  

   U−nunterbrochen stießen neue Abgesandte aus allen Länder Phantásiens ・・・  

将将供 。屐.┘襯ェンバイン塔の戦い   The Battle for the Ivory Tower 

Die Schlacht um den Elfenbeinturm     

 V−IGILANT scouts returned to camp, ・・・

  V−orausgeschickte Später kehrten ins Lager ・・・  
    
将将掘 。廖仝議覯γの都   The City of the Old Emperors   Die Alte Kaiser Stadt    

   W−HILE Bastian was racing ・・・  

  W−ährend Basian schon meilenfern durch ・・・  

将将検 。悄.▲ぅァ櫂蕕ばさま   Dame Eyola     Dame Aiuóla         
 
   X−AYIDE’S end is soo told, ・・・  

   X−ayídes Ende ist rasch Erzahlt, ・・・      

将将后 。戞ヽ┐虜侶々   The Picture Mine     Das Bergwerk der Bilder      

   Y−OR, the blind miner, ・・・  

   Yor,der Blinde Bergmann,stand vor seiner Hütte ・・・            

将将此 。據\弧拭覆い里繊砲凌紂  The Water of Life   Die Wasser des Lebens    
 
   Z−IGZAGGING unsteadily, ・・・  
      
   Z−ögernd stand der Junge, der keinen Namen mehr hatte, ・・・   

とりあえず・・・対比はおしまい、というこで・・・。
単語の間違いとかありましたら、カキコなどして頂きますと喜びます〜    

ENDE:: 『Der satanarchaolugenialkohollische Wunschpunsch』

ヨ-ロッパの某所に在住の知人が、この本↓
『Der satanarchäolügenialkohöllische Wunschpunsch』(日本語訳は「魔法のカクテル」)のことで面白いことを教えてくれました。


スペイン語版を持っていることを思いだしてひっぱりだしてみると

独語:Der satanarchäolügenialkohöllische Wunschpunsch
西語:Genialcoholorosatanarquiarqueologicavernoso

順番こそ違え、要素は同じものが多い。この辺が同族語だなぁ。 

日本語訳、「ジゴクアクニンジャネンリキュール」、言葉自体はうまく組み合わせたものだと感心するが、
言葉遊びを念頭において訳すると、意味があまり一致しないのも仕方のないことなのでしょうね。
 

と。


このことをエンデ館に知らせると、以下のようなお便りを頂きました。

Der satanarchäolügenialkohöllische Wunschpunsch

ドイツ語の言語をそのまま訳してみた雑誌文献がありました。
「まんなかの長い形容詞はエンデの造語で、タイトルを直訳すれば、
<悪魔+アナーキー+考古学+嘘+天才的+アルコール+地獄の>願いのポンチ」


なんだそうです。う〜むむむ。・・・分らん!!!   

ENDE:: Michael Ende の著作 原語タイトルと邦訳タイトル 

何とか、
訳し間違いとか、あまりいい邦訳ではない部分とか、
はたまた・・・原書から転記する時に間違ってキイを打ってしまったところとかを直しおわった。

大学時代にドイツ語を専攻していたという<かぼちゃさん>にフォロ−してもらったので、
何か、気が楽になった。

<かぼちゃさん>、ありがとうございました。

エンデの著作 原語タイトルと邦訳タイトル については、1月1日の日記と、2003年11月30日にUPしてありますので、興味のある方はご覧下さい。
       

エンデの著作 原語タイトルと邦訳タイトル 1

ミヒャエル・エンデの著書の原語タイトルが、邦訳タイトルとどう違うのか・・・
しばらくはこの話題を展開しようっと。

以下が、原語タイトルとその邦訳

 
 
Phantasie,Kultur,Politik:Protokoll eines Gespräches,
mit Ehrhard Eppler und Hanne Taechl,
Weitbrecht,1982.
オリーブの森で語りあう ファンタジー 文化 政治
  エンデ、テプラー、テヒル 共著 ヴァイトブレヒト社 1982年


まずはこれ。直訳すると・・・
『ファンタジ−、文化、政治 : エ−ルハルト・エップラ−、ハンネ・テヒルとの対談記録』と言うところか?
オリ−ブの「オ」の字もないなあ・・・。中身読んだ邦訳者が、意訳したと思われる。

Gespräches  のところはウムラウトがあるのだが、 Hanne Taechl  のところはウムラウトがeで表してある。
それとも・・・ Hanne Taechl  はドイツ語ではないのだろうか?もしドイツ語だったら  Hanne Tächl となっているはず。
それから・・・ Eppler だが、どう読んでもエップラ−。テプラ−になるためには「T」が必要だと思うのだが???

 
Die Archäologie Der Dunkelheit:Gespräch über Kunst und das Werk des Malers Edgar Ende,mit Joerg Krichbaum,Weitbrecht,1985.
闇の考古学 画家エドガー・エンデを語る
  エンデ、クリッヒバウム 共著 ヴァイトブレヒト社 1985年


直訳すると・・・
『闇の考古学』
この場合の「闇」は・・・「人にあまり知られていない・日があたらない」と言う意味か?現物の中身を見ていないので・・・なんとも怪しい。
『闇の考古学: 芸術と画家エドガ−・エンデの仕事について イェルク・クリヒバウムと語る』 あたりか?
Joerg も、本当は Jörg となっているべきだと思うのだが。
タイトルにはウムラウトが使ってあって、著者の方はウムラウトがeで表されている。???

 
Kunst und Politik:Ein Gespraech mit Joseph Beuys,
Achberger,1989.
芸術と政治をめぐる対話
  エンデ、ヨーゼフ・ボイス 共著 アッハベルガー社 1989年


直訳すると・・・『芸術と政治: ヨ−ゼフ・ボイスとの対話(語り合い)』 かな?

 
MICHAEL ENDE'S LAST CONVERSATION: interviewed, edited and traslated, by Toshio Tamura,
Tienemanns,2000.
ものがたりの余白 エンデが最後に話したこと
  エンデ著 田村都志夫 編訳 ティーネマン社 2000年


直訳すると・・・
『ミヒャエル・エンデの最後の会話 : インタビュ−、編集、翻訳 田村都志夫 』
「ものがたりの余白」というのは・・・対談の中身で何か出てきたのでしょうか?
あ。今気がついた。これ、英語だ。(笑)


・・・まあ・・・
邦訳タイトル、よくできているのでは?
      
ええと・・・
ドイツ語の勉強にはなるので、文法的な説明を入れてもいいのですが・・・?
どうしましょうか?
例えば、1。
Phantasie,Kultur,Politik:Protokoll eines Gespräches,
mit Ehrhard Eppler und Hanne Taechl,


Phantasie ・・・ =Fantasie 女性名詞  ファンタジ−
Kultur ・・・ 女性名詞  文化
Politik ・・・ 女性名詞  政治
Protokoll ・・・ 中性名詞  記録・調書
eines Gespräches ・・・ Gespräch(中性名詞 対談・会話・話し合い)の2格。
不定冠詞einも同様に変化してeinesとなり、eines Gesprächesは前の単語Protokollにかかる。 
Protokoll eines Gespräches で、「対話の記録」となる。
mit ・・・ 3格支配 前置詞  〜と一緒に
und ・・・ 接続詞・並列  〜と・・・そして・・・

・・・何だか、まだるっこしいですね。(笑)
  

エンデの著作 原語タイトルと邦訳タイトル 2 児童書 

原語タイトルとその邦訳


 
Jim Knopf und Lukas der Lokomotivführer,
illus.von Reinhard Michil,Thienemann.1960
ジム・ボタンの機関車大旅行 ジム・ボタンの冒険1
  ラインハルト・ミヒル 挿し絵 ティーネマン社 1960年


直訳すると・・・
『ジム(イム)・クノップフと機関士ル−カス』 イラスト:ラインハルト・ミヒル 
読み方:『ジム(イム)・クノップフ ウント ル−カス デア ロコモティ−フフュ−ラ−』

主人公の名前がジム・ボタンになっている。
Jim は、「イム」と読めるが、英語読みして「ジム」と読む場合もあるので、細かいところは・・・よく分からない。
確かに、Knopf は、服についている「ボタン」のことだが。
ル−カスとロコモティ−フは、いずれもLの発音。

 
Jim Knopf und die Wilde 13,
illus. von Reinhard Michl,Thienemann,1962.
ジム・ボタンと13人の海賊 ジム・ボタンの冒険2
  ラインハルト・ミヒル 挿し絵 ティーネマン社 1962年


直訳は・・・『ジム(イム)・クノップフとあらくれ13』
読み方:『ジム(イム)・クノップフ ウント ディ ヴィルデ ドライツェ−ン』
die Wilde は、野蛮人とか未開人とかいう意味。
海賊という意味はないが、本の内容は、海賊が出てくる話なのであろう。
読んでないので・・・なんとも。。。
ちなみに、海賊は der Seeräuberで、「海の強盗・海の追いはぎ」。


 
Der Spielverderber:Eine komische Tragödie in 5 Akten,
Tischer,1967.
遺産相続ゲーム〜5幕の悲喜劇
ティッシャー社 1967年


直訳すると『楽しみを台無しにする人:5幕の喜劇的な悲劇』
読み:『シュピ−ルフェアデルバ−: アイネ・コミッシェ トラゲ−ディエ イン フュンフ アクテン』
何か発音しにくい。
「遺産相続」は Erbe; Erbschaft Nachlass Hinterlassenschaft などだが・・・。 

エンデの著作 原語タイトルと邦訳タイトル 3 児童書 

ミヒャエル・エンデの著書の原語タイトルが、邦訳タイトルとどう違うのか

原語タイトルとその邦訳


 
Das Schnurpsenbuch,
illus. von Siegfried Wagner,Thienemann,1969.
エンデのいたずらっ子の本
  ジークフリート・ワーグナー 絵 ティーネマン社 1969年


読み方:『ダス シュヌルプセンブッフ』
Schnurps

http://www.thienemann.de/buecher/12890.htm
この本の説明によると、「大人と子供のための格別な詩集:深い意味の解釈からdie" Tief- durch Un- und Un- ":
ロルフ・レティヒの辛らつなペンで書かれ、解釈されたいわくありげで楽しいナンセンスな詩」とある。

die "Tief- durch Un- und Un- "  は、うまく訳せないのでそのままに。 すみません。


 
Tranquilla Trampeltreu,die beharrliche Schildröte,
illus.von Marie-Luise Pricken,Thienemann, 1972,
rev. mit illus. von Manfred Schlüter,1979
がんばりやのかめトランキラ
  マリー・ルイーゼ・プリッケン絵 ティーネマン社 1972年

 
トランキラ・トランペルトロイ がんばりやのかめ
  M・シュリューター 絵、1979年再販


読み方『トランクィラ トランペルトロイ, ディ べハルリッヒェ シルトレ−テ』  
イラスト:マリ−・ルイ−ゼ・プリッケン 1972
イラスト: マンフレット・シュリュ−タ− 1979

う〜ん。。。これ、スペルミスのような?
亀は、「Schildkröte」シルトクレ−テ なので、「k」が足りないのでは?
『トランクィラ トランペルトロイ 粘り強い亀』という意味になる。

Tranquilla 」は、ラテン語の形容詞で、女性名詞の主格に掛かる形(語尾がaに変化しているので)で、「平穏」とか「静か」とか言う意味がある。
Trampeltreu」は、「Trampel」が男性・中世・女性名詞で「不器用」とか「のろま」という意味がある。
Treu」は女性名詞で「忠実」とか「誠実」とか言う意味がある。
ちなみに「Trampeln」は、動詞でドシンドシンと踏む」という意味がある。
『静かでゆっくりな誠実ちゃん 粘り強い亀』と・・・無理に訳すとこうなる。 ←かなり話の内容が分かってしまうようなタイトルではないか?
トランクィラ トランペルトロイ と、舌をかみそうな言葉が続くのも、エンデならでは、ではないか?


 
Momo:oder, die seltsame Geschichte von den Zeit-Dieben und von dem Kind, das den Menschen die gestohlene Zeit zurüchbrachte,
illus.von Michael Ende,Thienemann,1973
モモ
  時間どろぼうと ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語
  ミヒャエル・エンデ 挿し絵 ティーネマン社 1973年


直訳すると『モモ:または 時間泥棒と盗まれた時間を人々に取り戻してくれた子どもの、奇妙な物語』
イラスト:ミヒャエル・エンデ
タイトルの邦訳は、ドイツ語にそのまま対応している。


 
Das kleine Lumpenkasperle,
illus. von Roswitha Quadflieg,Urachhaus,1975.
カスペルとぼうや
  R・クォードフリーク 絵 ウラッハハウス社 1975年


『ダス・クライネ・ルンペンカスパ−レ』
直訳すると『小さなボロ服カスパ−レ』
Kasperle」 は、中性名詞で「人形劇の道化役」のことらしい。
「ルンペン」という言葉は日本語になってしまっていて、あまり良い意味ではないので省略されたのであろう。
    

エンデの著作 原語タイトルと邦訳タイトル 4 児童書 

ミヒャエル・エンデの著書の原語タイトルが、邦訳タイトルとどう違うのか

原語タイトルとその邦訳

 
Bei uns zu Hans anderswo, hrg. mit Irmela Breuder,
Thienemann,1976.
詳細不明(未邦訳)


読み『バイ ウンス ツ− ハウス アンダ−スヴォ−』 イルメ−ラ・ブロイダ−との共著か?
『私達と一緒にどこか他の家で』あたりの訳でいいのか?これはあまり自信がありません。。。
zu Hans は zu Haus のスペルミスかな?

10 
Das Traumfresserchen,
illus. von Annegart Fuchshuber,Thienemann,1978.
ゆめくい小人
  A・フックスフーバー 絵 ティーネマン社 1978年


「Das Traumfresserchen」は、直訳すると「夢喰いするちっちゃいもの」つまり、「夢を喰らう小人」ということになる。
読み方『ダス トラウムフレッシャ−ヒェン』 「r」 が3つ。うがいしている様な発音ですね。

11 
Lirum Larum Wini Warum:Eine lustige Unsinngeschichte für kleine Warumfrager,
illus. von Roswitha Quadflieg, Urachhaus,1978.
リルム ラルム バルム おかしなおかしな物語
  R・クバートフリーク 絵 ウラッハハウス社 1978年


読み『リルム ラルム ヴィニ ヴァルム : アイネ ルスティゲ ウンズィンゲシヒテ フュア クライネ ヴァルムフラ−ガ−』
直訳すると『リルム・・・(中略)小さな質問屋さんのための 愉快な馬鹿げた物語』
「Lirum Larum Wini Warum」は、「L」と「R」の発音が交じり合っていて、呪文のよう。

12 
Narrenprozession, Musik von Hans Posegga, Emi Electrola Songbird,1978.
詳細不明(未邦訳)


<かぼちゃさんからの情報>
★読み方 ナレンプロツェッシオン ムジーク フォン ハンス ポゼッガ 
  意味  ばかな行列 ハンス・ポゼッガの音楽

13 
Die unendliche Geschichte, Von A bis Z,
illus. von Roswitha Quadflieg, Thienemann,1979
はてしない物語
  R・クヴァートフリーク挿絵 ティーネマン社 1979年


読み『ディ ウンエンドリッヒェ ゲシヒテ』 意味は『終わりのない物語』

14 
Der Lindwurm und der Schmetterling; oder, des seltsame Tausch,
illus. Manfred Schlüter und Wilfried Hiller, Thienemann,1981.
おとなしいきょうりゅうとうるさいちょう
  M・シュリューター 絵 ティーネマン社 1981年


読み『デア リントヴルム ウント デア シュメッタ−リンク : オ−ダ− デス ゼルトザ−メ タウシュ』
『龍とちょうちょ; または 奇妙な交換』
もしかして・・・これって、魂が入れ替わったりする話か? ???

15 
Die zersteute Brillenschlange, (Spiel) prod.
Stadttheater Tegensburg, Jan.11.1981.
詳細不明(未邦訳)


読み『ディ ツェルシュトイテ ブリレンシュランゲ』
う〜ん。
これ、もしかしてスペルミスでは?
もし、zersteute ではなく、zerstreute だったら、都合がいいんだが。
もし、『Die zerstreute Brillenschlange 』だったら、
『ディ ツェルシュトロイテ ブリレンシュランゲ』つまり、『うわの空のコブラ』という意味になる。
テ−ゲンスブルクの市立劇場の劇の脚本のようですね。

あ。あった!
やっぱりそうだ。スペルミスです。「r」が抜けてますよ。以下を参照に。
http://www.schott-cms.com/nocache/smi/autoren/KomponistenAZ/2,c1915e63cce.html
       

エンデの著作 原語タイトルと邦訳タイトル 5 児童書 

ミヒャエル・エンデの著書の原語タイトルが、邦訳タイトルとどう違うのか

原語タイトルとその邦訳


16 
Die Ballade von Norbert Nackendick; otder, das nackte Nashorn,
prod. Rheinisches Marionettentheater Zangerle,
Dusseldolf, Nov.23.1982
はだかのサイ ノルベルト・ナッケンディック
詳細不明


読み方『ディ バラ−デ フォン ノルベルト ナッケンディック; オッダ− ダス ナックテ ナ−スホルン』
「N」がいっぱい。
otder? 今までのタイトルのつけかたからいくとoder ではないか? 
Nackendick 「ナッケンディック」と nackte「ナックテ」 は、よく似た単語であるが、当然対応させていると思われる。
dick は形容詞で、「厚い」とか「太い」とかいう意味。Nacken は「首」という意味だが、Na・cke・deiは口語で「裸で遊んでいる子ども」のこと。
ということは、サイの名前「ナッケンディック」には「裸で遊ぶ太っちょさん」という意味があるのかな?
タイトルは直訳すると『ノルベルト・ナッケンディックのバラ−ド または、裸のサイ』
意味を考慮すると『ノルベルト・裸の太っちょさんのバラ−ド または、裸のサイ』
で、製作したのは『ライニッシェス マリオネッテンテア−タ− ツァンガ−レ』
つまり「ライン・マリオネット劇場 ツァンガ−レ」というところで上演されたものの台本か?
人形芝居のシナリオと思われる。

<かぼちゃさんからの情報>
★Norbert と Nackendick は同格で、「裸の太っちょノルベルト」といえばよいのでは。

17 
Die Schattennähmaschine,
illus. von Binette Schroeder,Thienemann,1982
影のミシン(未邦訳)
  ビネッテ・シュレーダー 絵 ティーネマン社 1982年


読み方『ディ シャッテンネ−マシ−ネ』 イラスト ビネッテ・シュレ−ダ−
また人名のウムラウトが「e」で表されている。本来は「Schröder 」。

<かぼちゃさんからの情報><かぼちゃさんからの情報>
★「影のミシン」より「影を縫うミシン」とか、「影用のミシン」のほうがわかりやすいかな。

18 
Das Gauklermärchen: Ein Spiel in sieben Bildern sowie einem Vor-und Machspiel, Weitbrecht,1982
サーカス物語
  ヴァイトブレヒト社 1982年

読み方『ダス ガオクラ−メルヒェン : アイン シュピ−ル イン ズィ−ベン ビルデルン ゾ−ヴィ− アイネム フォア・ウント ナッハシュピ−ル』
直訳すると『奇術師(曲芸師)の童話:7つの場面および序幕と終幕の芝居』
ええと、これ、スペルミスがあります。 einem Vor-und Machspielではなく einem Vor-und Nachspiel。「N」ですね。

<かぼちゃさんからの情報>
★Ein Spiel in sieben Bildern sowie einem Vor-und Machspiel の部分は
「序幕と終幕付き、7幕劇」とでもいうのでしょうか。


19 
Mein Lesebuch, hrg. von Micheal Ende, Fisher,1983
M.エンデが読んだ本
  エンデ 編 フィッシャー社 1983年


『マイン レ−ゼブッフ』
『私の読書』 ミヒャエル・エンデ vonは、「〜の」という意味。

<かぼちゃさんからの情報>
★Lesebuch というのは読本とかリーダーという意味ですが、
どちらかというと「読んだ本」、「テキストして読んでいた本」ぐらいの感じでしょうか。

20 
Norbert Nackendick; oder, das nackte Nashorn,
illus. von Manfred Schlüter, Thienemann.1984
はだかのサイ ノルベルト・ナッケンディック
  M・シュリーター 絵 ティーネマン 1984年


お−。マリオネットのシナリオが絵本になったと見える。
『ノルベルト ナッケンディック; オ−ダ− ダス ナックテ ナ−スホルン』 イラスト マンフレット・シュリュ−タ−
うん。やはり oder が正しいようだ。16の otder は転記違いですね。
タイトル『ノルベルト・裸の太っちょさん または、裸のサイ』

エンデの著作 原語タイトルと邦訳タイトル 6 児童書 

ミヒャエル・エンデの著書の原語タイトルが、邦訳タイトルとどう違うのか

原語タイトルとその邦訳

21 
Der Spiegel im Spiegel: Ein Labyrinth, mit Edger Ende,
Weitbrecht,1984
鏡のなかの鏡−迷宮−
  エトガル・エンデ 絵 ヴァイトブレヒト社 1984年


読み方『デァ シュピ−ゲル イム シュピ−ゲル: アイン ラビリンス, ミット エトガ− エンデ』
『鏡の中の鏡: −迷宮− エトガ−・エンデとともに』
ここで発見。 
Die Archäologie Der Dunkelheit:Gespräch über Kunst und das Werk des Malers Edgar Ende,mit Joerg Krichbaum,Weitbrecht,1985. 

では、Edgar Endeとなっている。どっちのスペルが正しいのかしら?

22 
Filemon Faltenreich,
illus. von Christoph Hessel, Thienemann.1984
森の賢者ヒダエモン
  クリストフ・ヘッセル 絵 ティーネマン社 1984年


読み方『フィレモン ファルテンライヒ』 
意味『しわしわの(しわの多い)フィレモン』 ?
『フィレモン ファルテンライヒ』は、主人公の名前であろう。FとFで、言葉遊びをしているような名前。
faltenreichは、形容詞で「しわ(ひだ)が多い」の意味。

23 
Die Fabel von Filemon Faltenreich; oder, die Fussballweltmeister-schaft,
von Hiller, MusikCassette,1984
森の賢者ヒダエモン 音楽カセット(未邦訳)詳細不明
ヒラー作曲 1984年


読み方『ディ ファ−ベル フォン フィレモン ファルテンライヒ;オ−ダ− ディ フスバ−ルヴェルトマイスタ−シャフト』
『フィレモン・ファルテンライヒの寓話 または、サッカ−世界選手権』
これは、音楽カセットのようだ。

24 
Der Goggolori:Eine bairische Maer, (spiel)
illus. von Michael Ende, Weitbrecht,1984
ゴッゴローリ伝説
  ミヒャエル・エンデ 絵 ヴァイトブレヒト社 1984年


読み方『デア ゴッゴロリ: アイネ バイリッシェ メア』 イルス フォン ミヒャエル・エンデ
意味『ゴッゴロリ: バイエルンの言い伝え』

<かぼちゃさんからの情報>
★余談ですが、「Maer」は「お話し」という意味で、いわゆる「メルヘン」は
 これに縮小語尾「-chen」がついて「Maerchen」になったものですね。


25 
Trödelmarkt der Träume:Mitternachtslieder und leise Balladen,
Weitbrecht.1986.
夢のボロ市
  ヴァイトブレヒト社 1986年


読み方『トレ−デルマルクト デア トロイメ; ミッタ−ナハツリ−ダ− ウント ライゼ バラデン』
意味『夢のがらくた市;真夜中の歌と静かなバラ−ド』

う〜ん。今気がついた。 
illus.
 という単語。何も考えずに「イラスト」と読んでしまっていたが、これはドイツ語だから「イルス」。
illus.は、。Illustration(イルストラツィオ−ン)の略。
    

エンデの著作 原語タイトルと邦訳タイトル 7 児童書 

ミヒャエル・エンデの著書の原語タイトルが、邦訳タイトルとどう違うのか

原語タイトルとその邦訳

26 
Der Hamelner Totentanz,
Weitbrecht.1993.
ハーメルンの死の舞踏
  ヴァイトブレヒト社 1993年


読み『デア ハ−メルナ− ト−テンタンツ』
『ハ−メルンの死の踊り』
これはホントにこのままですね〜

27 
Ophelias Schattentheater,
Thienemann,1988
オフェリアと影の一座
  F・ヘッヘルマン 絵 ティーネマン社 1988年


読み『オフェリアス シャッテンテア−タ−』
『オフェリアの 影の劇場』
現物を見ていないから分からないが、何かね、『シルエット劇場』みたいなものだろうか?

28 
Der Wunschpunsch,
illus. von Regina Kehn, Thienemann,1989
魔法のカクテル
  レギーナ・ケーン 絵 ティーネマン社 1988年


読み『デア ヴンシュプンシュ』
イルストラツィオ−ン(←イラストのこと): レギ−ナ・ケ−ン

これについては情報の整理だけさせていただきます。

確か、これって本当はもっと長いタイトルで、
『Der satanarchäolügenialkohöllische Wunschpunsch』
というのだったと思います。
以前にこのタイトルについてこのことをエンデ館に知らせると、以下のようなお便りを頂きました。
 
Der Der satanarchäolügenialkohöllische Wunschpunsch

ドイツ語の言語をそのまま訳してみた雑誌文献がありました。
「まんなかの長い形容詞はエンデの造語で、タイトルを直訳すれば、
<悪魔+アナーキー+考古学+嘘+天才的+アルコール+地獄の>願いのポンチ」

で、日本語訳なんですが、「ジゴクアクニンジャネンリキュール」というのだそうです。(無論、意訳ですよね)
「ポンチ」というのがよく分からないのですが、Wunschpunschの、Punschというのは、「ポンス、パンチ」というアルコ−ルの入った飲み物のことだそうです。
もしかして「願いのパンチ」の方がいいかしら?

29 
Die Geschichte von der Schuessel und von Löffel,
illus. von Tino, Thienemann.1990
まほうのスープ
  ティーノ 絵 ティーネマン社 1990年


読み『ディ ゲシヒテ フォン デア シュッセル ウント フォン レッフェル』
『ボウルとスプ−ンの物語』 イラスト: ティ−ノ

30 
Der Jagd nach dem Schlarg,
Weitbrecht.1988
スナーク狩り L.キャロルの原詩による変奏
  ヴァイトブレヒト社 1988年


読み『デア ヤ−クト ナッハ デム シュラルク』
ええと・・・このドイツ語だけでは「L.キャロル・・・」ということは分からない。
素直に訳すと 『シュラルク狩り』だが。

私の乏しい知識から少し説明すると、「スナ−ク」というものが登場する話をL.キャロルが創ったとか。
この「スナ−ク」というのは、スネ−ク(蛇)と何かを合体させて考え出されたものだとか。
この「スナ−ク」が気に入ったエンデが「シュラルク」という造語を作ったらしい。
ドイツ語で蛇は「Schlange シュランゲ」。これと確か「argアルク(悪い・悪意のある、の意)」を合体させて「シュラルク」ができたのだったと思うが。詳細は忘れてしまった。

31 
Das Gefängnis der Freiheit,
Weitbrecht.1992
自由の牢獄
  ヴァイトブレヒト社 1992年


読み『ダス ゲヘングニス デア フライハイト』
『自由の牢獄(監獄)』
うん。これもそのままの意味ですね。

以上・・・。長いようで・・・もう終わってしまった・・・。

独逸語夜話:: ミヒャエル・エンデの絵本

アマゾンのページにミヒャエル・エンデの本が紹介してあったので、リンクさせてみました。
表紙ばかり集めてみたのですが、いかがでしょう?
原書の表紙は、見るだけでも楽しめますよね。

『 Die Rüpel Schule 』
『 Der satanarchäolugenialkohöllische Wunschpunsch 』
『 Die unendliche Geschichte 』
『 Jim Knopf und Lukas der Lokomotivführer 』
『 MOMO 』
『 Jim Knopf und die Wilde 13 』
『 Die Traumfresscherchen 』
『 MOMO und ihre Freunde 』
『 Der Spiegel im Spiegel  Ein Rabyrinth 』
『 MOMO   Lehrerbegleitheft 』
『 DIE ZAUBERSCHULE UND ANDERE GESCHICHTEN 』
『 Das Gefängnis der Freiheit 』
『 Das große Jim−Knopf−Liederbuch 』
『 Ophelias Schattentheater 』
『 Das Große Jim Knopf und die Wilde 13  Liederbuch 』
『 Das Schnurpsenbuch 』

Memorandum:: エンデの原書、手に入れました!

2004/01/10 (Sat) 12:19

届け物ではなく、届き物。

フランスの奇特な奥様@語学の天才から、お願いしていた本が3冊、届きましたん。

『 MOMO 』と『 Das Schnurpsenbuch 』と『 Vom Wunsch aller Wünsche 』。
いずれも Michael Ende の独逸語原書です。

あ、適当にタイトルの面白さから選んでみた『Das Schnurpsenbuch』ですが、当ったり〜でした。
イラストが全ページにふんだんにあって、何かすっごく面白そうです。

取り合えず・・・『MOMO』をぽつぽつ「見」ながら、
このおかしな絵本『ダス・シュヌルブセンブッフ』をぱらぱらと楽しんでみようかなあと思います。
そうそう。
「Schnurps」は、野菜を噛んだ時に出る音なんだそうです。
 

エンデ 再び

2003/10/27 (Mon) 03:25

某掲示板に関係して・・・
一年前に調べた『はてしない物語』に立ち戻っている。

ドイツ語の勉強にもなるので、しばらくエンデしてみることにする。
『はてしない物語』の登場人物・地名等をABC順に並べてみた。
他にもまだたくさんの登場人物が出てくるが、ここではエンデの創作の人物のみを挙げてみた。
つまり・・・他の伝説から持ってきた登場人物等(例 ein riesenhafter Vogel Greif   Labyrinth 等)は、除外した。

参考文献 『 Die unendliche Geschichte  』  Michael Ende   Thienemann     

A  Atréjus   AURYN     die Acharai    Al’Tsahir     Acharai, die Immer−Weinenden      
B  Bastian Balthasar Bux    Baureo     das Bergwerk der Bilder        
C  Caíron
D  Dreibeiner 
E  Elfenbeinturm   Engywuck   Dame Eiuóla        
F  Fuchur   
G  Gmork, der Werwolf   Gaya, die Finstere Fürstin    Goap,die Wüste der Farben    
   Graógramán, der Herr der Farbenwüste    Gürtel Gémmal    Sternenkloster Gigam
H  Haulewald    Held Hynreck   Hýkrion   hýsbald     Hýdorn 
I  Illuán    
J  Jicha    Jisipu, der Sohn der Klugheit 
K  Karl Konrad Koreander    Kindlichen Kaiserin    Kris Ta    Kephalopoden    
L  Lirr     Lunn   
M  Die Uralte Morla    Muamath   Mayestril    Mondenkind    Murhu, der Tränensee    
   Muqua     Morgul,das Land des Kalten Feuers    der Magnolien−Pavillon      
N  das Nichts       
O  Prinzessin Oglámar   der Garten Oglais 
P  Pjörnrachzarck, die Felsenbeißer   Phantásien     Perelin, der Nachtwald
   drei sogenannte Pfützler     Pataplán     
Q  Silbergreis Quérquobad    eine Silbergreisin mit Namen Quana   Quin
R  die bleierne Berg Ragar     Rihast’la!        
S  die Sassafranier    Schirk    Die Silberstadt Amargánth     Smärg      
   Schlamuffen, die Immer−Lachenden    Das Sternenkloster     Schirkrie, der Vater der Schau  
T  der Tausend Türen Tempel
U  Ückück  Winzling   die Uyulála im Südlichen Orakel    Urgl, die Heilerin      
   Uschtu, die Mutter der Ahnung   

W  Wúschwusul,der kleine Nacktalb     Wodgabay
X  Xayíde, die Magierin      
Y  Ygramul, die Viele      Yskálnari   Yor, der Blinde Bergmann       
Z  Zauberschloss Ho´rok
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