夜久霊をともない諸口に古事を訪ねる

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2012年09月

映画 「天地明察」

某所で面白いといううわさを聞き、まっとうな金額で観てきた。

いや、確かに面白かった。

うさぎの・・・

ジャンプのことを「ジャンプ」以外に表す言葉を私は知らない。
日本人なので英語の語彙が少ないのは仕方ないか。

町のデパートの催事場でスコットランドから来て日本にしばらく滞在している男性の個展が開かれていた。
通訳付。
少しだけ話したか。
向こうの言っていることは、取りあえず八割がたわかったが、二割は、知らない単語があって分からなかった。
話の続き具合で何となく想像はついたが。

古事記に興味のある人で、テーマが日本古代だった。

螺旋・・・スパイラルが好きなようで、随所に使われていた。
閉じない円。
オウムガイと同じ。

誰かが言っていたっけ。
アンモナイトは閉じた円。
オウムガイは閉じない円。
だからオウムガイは生き残ったと。

スコットランドから来たこの男性がこの話を知っているとは思えないが、同じように感じたようだ。
このスパイラルは何? どういう意味かと尋ねたら、英語で命の源のエネルギーだという答えが返ってきた。

なるほどね。

面白かった。

aus Ausland

世界の国々と、ネットを通じて繋がっているというのは本当だ。

かく言う私のこの日記。
結構いろいろな内容を書いているためか、いろんな国からアクセスがある。
一応・・・アクセス解析しているもので分かっちゃうんだよね。ゴメソ

今日は珍しい国からのアクセスがあった。
何と・・・モンゴルから。細かいことを言うと、ウランパ−トル Ulaanbaatar から。
探索していた言語は日本語。その言葉は内緒であるが。
日本人がウランパ−トルにいるのか、または、ウランパ−トルを経由して実は日本に住んでいるモンゴル人がアクセスしたのか・・・。

最近のアクセス。
USA、カリフォルニア California が一番多い。これさ、私の友だちのような気もする。

それから、少し最近多いのが、ちうごく Hunan とベルギー、それとドイツ。ドイツは・・・どこからだったかなあ。度忘れしました。
あ、Nordrhein-Westfalen と Baden-Wurttemberg ですね。
時々トルコとか、シンガボール、オーストリア Wien 。オランダ Utrecht 。
珍しい処ではベトナムベトナムHo Chi Minh  というのもあったかな。それとチリ Region Metropolitana 。
そうそう、ロシアもあったな。
そしてエジプト Ad Daqahliyah 。 ←でも、これも日本語でアクセス。探索の単語は「ドイツ語検定2級」だったりする。(苦笑)

案外少ないのがイタリアとかフランス(Ile-de-France)とかスペインとか。
でも、無いわけではないけどね。
大抵は、Michael Ende の Die unendliche Geschichte 関係でのアクセスが多い。

ま、世界の皆さん、いま日本はいろいろ込み入った状況ですが、仲良くしてくださいな。

参考文献 「真珠の博物誌」 松月清郎 研成社 

日曜日。
お彼岸だが、親戚が来なかったので、やっと読み終わった。ふう。

鳥羽の真珠島の博物館の現館長の著である。

面白かった。
特に、天然真珠が当時どの程度の金額で取引されていたか。
ネックレスをマンハッタンのビルと交換したセレブ女性がいたという。
ざっと・・・一粒数億円と。
・・・どんな真珠で大きさがどうだったのか分からないが。

それから、
ピンクの真珠とブル−の真珠の話も面白かった。

真珠の博物館の学芸員というものは、物理・化学の知識もいるのだなあ・・・と感心したり。
色の見え方と光、とか。
真珠層構造の話。

まあ、適当にすっ飛ばしたりしたけどね。

いい本だった。

イギリスの・・・

イギリスのややこしい名前の宝石関係協会の名前をメモっておく。

ひとつは、
The Gemmological Association of Great Britain たぶん、「英国宝石学協会」
(Gem-A=英国宝石学協会)


もうひとつは・・・
The Society of Jewellery Historians  たぶん「(英国)宝飾品歴史家協会」

上は、宝石の鑑定関係。
下はアンティークジュエリーについての協会なのだと思う。

忘れないうちにメモメモ


なお、
「英国宝石学協会が認定する宝石学資格 FGA(Fellow of the Gemmological Association of Great Britain = 英国宝石学協会特別会員)は、1913年に世界初の宝石学ディプロマとして授与されて以来、国際的に認知されている宝石学資格で、すべての試験に合格した方のみがFGAを取得することができる。」そうである。

映画「踊る走査線」「バイオハザード」

今日はOFFだったので、前売り券を買っていた映画を観てきた。
二つ。

「踊る・・・」
さすがに期待を裏切らない。面白かった。

「バイオ・・・」
日本人の女優さん。
英語はさすがに流暢っぽかった。
ただ・・・何だか表情が硬かった。

主役のミラ、東京に来てテレビにも登場していたが、思ったよりずっと愛想がよく、ファンサービスいっぱいの人だと思った。もっとお高い人かと思っていたが。
いい感じの人だね、

兵庫県立美術館 PEARLS JEWELS FROM THE SEA

日カタール国交樹立40周年 パール 海の宝石

鳥羽のミキモト真珠博物館の館長さんにパンフをもらったので、今日、主人と一緒に兵庫県立美術館に行って来た。
行きに、姫路のちょっとお気に入りの喫茶店に寄ってモーニングサービスを頂いた。
当然、隣の真珠や屋さんにも15分程立ち寄ったが。

兵庫県立美術館の入場の際、JAFの会員だと割引があることが分かった。1300円が1100円になった。わあい。二人で400円得したよ。

展示会はすごかった。
来てよかったと思った。
カタールの美術館の資料がすごかった。

中でも・・・
私がずっと気にかけていた「マベ貝を母貝とする天然真珠」もしっかり展示されていた。光沢があり、私の持っているアワビ真珠に雰囲気が似ていた。色は・・・然程「遊色」という感じではなかったが。

他に、タカラカイの真珠やイガイの真珠などもずっと見たかった天然真珠が「どうだ!」と言わんばかりに並べてあった。すごかった。
特に、真珠貝の中に小さな魚が入り、そのまま真珠になってしまったものが面白かった。ブリスターパールそのものになってしまった魚。レントゲン写真が「フォト芸術」として展示されていた。

2時間、じっくり展示品を目と脳に焼き付けたよ。

過激派

尖閣諸島・竹島問題

諸外国と日本の関係が怪しい。
もともと政府がいい加減で、国民にちゃんとした情報や教育を与えていないのが悪いのだが。

それにしても困ったものだ。
次女の”お目目くるりん”である。
こやつは現在中学2年生。中学生なのだが、3人目の子なので?親の言うことを聞かないったら。

反抗期かもしれない。
その上、夏休み中ネットで遊んでいて、尖閣諸島とか竹島などの領土問題の記事ばかり読んでいたようで、まるでややこしい宗教にはまってしまったような状態。

反中・反韓もいいところである。
「お母さん、テレビで言ってることは嘘ばっかりなんだよ。信じちゃダメだよ!」と息巻いている。
では、ネットの過激な主張を丸々信じているお前はなんだよ。

・・・中学2年生の女の子の言葉とは思えないほど激しい。

やわやわの日本人とは思えない程であるよ。
まるで中国人か韓国人のように過激だなあ・・・。と母は思った。
そんなことを言ったら娘はさらに腹を立てるだろうが・・・。

クラスでも「一番硬派ですね。」と担任に言われるほど過激なようだ。
国語の時間のスピーチの内容まで領土問題を選んだらしい…。

将来が心配だ。(溜め息。。。。。)
 

参考文献 真珠関係

「真珠の博物誌」 松月清郎 研成社 

ベルソ−ブック038 「真珠をつくる」 和田克彦 (社)日本水産学会 監修

サイエンスポピュラー「真珠物語」 生きている宝石 町井昭 裳華堂 

取りあえず、図書館で借りてきたが、
よく考えたら、真珠が好きな割に関係書物を読んでいなかったことに気がついた。
私の真珠に関する知識って・・・
人から聞いたことを覚えているか、
でなければ、ネットで検索したことをバラバラの知識として持っている・・・そんな感じだ。

専門家が書いた本を読むのは面白いわ。 

保険の話

しまったなあ。
カテゴリに「保険」を作っていなかった・・・。

かく言う私。
自分で自分をアーティストと思い込んでいると同時に・・・
めっぽう銭勘定が好きなのである。

かなり昔、  保険金の請求という日記を書いていたが、
この会社の保険の一部をやっと切り離すことにした。

本当は、変更は年一回、1月にするのだが、「どうしても、と言われれば手続しますが」と言われたので、お言葉に甘えますわ。
「どうしても、なので、すぐに書類送ってください。」と言って電話を切った。
担当は「保険会社にその旨を伝えておきます。」と答えたが、あれからもう1か月以上過ぎた。




・・・やっぱ、この保険会社、ダメだわ。


ちなみに・・・
去年から「保険の見直し」を少しずつしていて、今年結構に変更・解約・支払方法の変更・入会?と・・・いろいろ動いた。
まあね。
保険なんて”博打”だと思うわ。

映画「プロメテウス」

星5つのうちの・・・2つといったところか。

もしかしたらと思っていたら、私の予想通りの筋書で、正直、つまらなかった。
技術はすごいんだがなあ。
銀河宇宙の立体映像は綺麗だった。
私はこれだけを見ていたかったよ。

参考文献「別冊太陽 パールジュエリー」「マベパール賛歌」

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鳥羽の真珠博物館に行くというので、少し真珠関係の本を読んでいた。

「別冊太陽 パールジュエリー」平凡社   ・・・写真がきれいで見ているだけでもよかった。

「マベパール賛歌 養殖の歴史から生態の神秘まで」鈴木良和 柏書店松原
・・・田崎真珠がいかにマベ真珠を養殖するのに至ったかの、血と汗と努力の話・・・だな。

さて。
二つの本からの情報をざっくりとまとめてみた。

「ブリスター真珠を人工的に造り出したもの」なので、天然のマベ真珠というものは存在し得なくその全てが養殖だ・・・と思っている専門家もいるようだが、マベ貝を母貝とした天然真珠は存在する。

真珠王といわれる御木本幸吉がアコヤ貝を使って真珠養殖に成功したのが1893年。
奄美大島の油井小島で、猪谷という人がマベ貝を使って真珠の養殖を成功させたのが1908年。
マベ貝が生息していたのは、東南アジア・の熱帯〜亜熱帯です。奄美大島がぎりぎりというところらしい。
文化の中心地から離れていたことから、「マベ貝」というものに注目がいかなかったようで、世界では知られていなかったようだ。
マベ貝の数の少なさ、さらに天然に真珠ができる確率も低く、マベ貝を母貝とした真珠は知られていなかったということらしい。
しかし、
牡蠣にもアサリにもハマグリにも、すべての貝に真珠(アコヤのような光沢のある真珠かどうかは別として)のできる可能性はあり、マベ貝にも天然真珠はできる。
現に私が真珠博物館で見た、マベ貝を母貝としてできた天然真珠は、ごつごつとした不細工な形のボールのような2〜6mmの真珠だった。

1931〜1935年の短期間、マベ貝を母貝として作られた養殖真珠は、スペインに輸出されていたという。
その後、戦争の影響もあって、マベ貝を使った真珠養殖は不振になっていく。
田崎真珠の健闘によってふたたびマベ貝を使った真珠養殖が盛んになったのが1975年も過ぎたころ。
マベ貝からできる真珠は、その構造から大変に美しい光沢のある真珠ができるらしい。
結晶が薄くて規則的に並んでいればいるほど、また、真珠層が厚ければ暑いほど、美しいテリのある真珠ができるということらしい。

大変に筋肉が発達していて海の水の流れの激しいところで生息するマベ貝は、球形の核を入れた場合、それを吐き出してしまう可能性が高いため、半球の核を貝に接着するという形で養殖が行われという。現在では、真円(=すべての面に真珠層があるもので、球形という意味ではない)のものもできるようになったようだが…。

そういうわけで、
マベ真珠=大変に美しい真珠である、という評価ができ、白蝶貝からできる養殖の半円真珠まで「マベパール」と言われるようになっていったようだ。
田崎真珠の、マベ貝を母貝とする養殖半円真珠が流通するようになってからは、少なくとも日本では「マベもどき」は少しずつ姿を消していったという。

最後に・・・
日本の古い文献には「まべ」に「真辺」の漢字が充てられているとか。
しかし、ある研究者は、マベ貝のことを沖縄の漁師が「マベ」とか「マービー」と呼んでいるのを耳にしたことから、
「まべ」とは古い琉球の言葉ではないかと推測している。


だがまあ・・・
しかし、メキシコにもレインボーマベという貝から天然真珠や養殖真珠ができるようです。
メキシコではマベ貝のことを何と言っているのか・・・それは調査不足なので知りませんが…。



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