夜久霊をともない諸口に古事を訪ねる

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古文・漢文

自主的漢文学習  中庸・詩経 5  参考文献

本を借りてきた。


『大学・中庸』金谷治 訳注 岩波文庫 1998年

『大学・中庸』新釈漢文大系 赤塚忠 明治図書 昭和43年

『四書新釈 中庸』東京文理大学助教授 内野台嶺 東京賢文館蔵版 昭和10年

『漢詩選2 詩経(下)』高田眞治 集英社 1996年

『毛詩抄 詩経 (四)』清原宣賢 小川環樹 木田章義 岩波書店 1996年

自主的漢文学習  中庸・詩経 4

中庸
名前だけは昔から知っていた、中国を代表するものである。

洋々乎如在其上如在其左右

これは、中庸・章句第十六章の一部である。
この書物を寛政元年(1789年)に語釈を試みた人物がいる。
中田重次という人である。語釈を試みた9年後の寛政10年に没している。

その中田某の書いたものをネットにUPしている人がいたりする。
実にこちらは助かるが、う〜ん。世には変わった人もいるものだ。


洋々乎如在其上如在其左右

洋々乎として、其の上に在すが如く、其の左右に在すが如し。


これだけでは意味は分からない。
文章の中の一部だからだ。
これはあまり長くないので全文UPしてみようか。

ネットに出ているので、コピペすれば簡単だが・・・
この崇高な(と、私の敬愛する協力者は言う)詩のありがたみを知るため、私自身の手で書き込んでいこうと思う。
変な形の昔の漢字がそこら中に散りばめられている。
手書きパットを駆使して・・・。(苦笑)


中庸章句第十六章

子曰、鬼神之爲?、其盛矣乎。
視之而弗聞、聽之而弗聞、體物而不可遺。
使天下之人、齊明盛服、以承祭祀、
洋々乎、如在其上 如在左右。

子曰く、鬼神の徳為る、其れ盛んなるかな。
之を視れども見えず、之を聽けども聞こえず、物に體して遺す可からず。

天下の人をして齊明盛服して、以て祭祀に、承らしめ、
洋々乎として、其の上に在すが如く、其の左右に在すが如し。


意味は後日・・・。

おやや?漢字が?に文字化けしてる?

自主的漢文学習  中庸・詩経 3

「萬邦之方」 「下民之王」
萬邦のむかう下民之王なり。

文王の徳を称えたものである。(らしい)

ネットには書き下し文が載っていた。
しかし・・・
意味するところはよく分からなかった。
ただ、インパクトの強いすっきりとした文であると思う。

漢字4文字の並び方というか・・・
漢字としてではなく、美しい「形」として見てみると、「萬邦之方」 「下民之王」は、実に美しい形と言わざるを得ない。

碑文にする場合、いろいろな有名な文言があるが、
石に何かの形を刻むのだ。
その意味するところは無論だが、形や流れの美しいものを選ぶのではないかと思った。
そして、「儒者」によって「聖王」とあがめられる「文王」。それを称える文言を選んで碑文に刻んだ人々は・・・

いったい「何を」文王にかこつけて「崇めたかった」のだろうか。


親切で風変わりな協力者が、このことを何度も私に言っていた。
しかし、学の浅い私の考えはそこには至らなかった。

今、やっと”入り口”にたどり着いたところなのかもしれない。




自主的漢文学習  中庸・詩経 2

詩経・大雅の原文というものを初めて目にした。
・・・長い。 (><)ひ〜

この古い中国の書物の解説をネットに上げている人がいる。すごいなあ。
文王という人について書いてあるが、いつの時代の人か、さっぱり分からなかった。
だが、偉大な釣り人を「太公望」というが、その「太公望」の仕えた王さまがこの文王のようだ。
・・・ここで少しばかり「文王」の人となりがイメージできるようになった。

文王は、周の国を作った武王の父である。
姓は姫、諱は昌。
武王は、姫昌に対し文王と追号した。
後世に文王は(儒家からは)武王と並んで聖王として崇められ、為政者の手本となったらしい。

ちなみに・・・
追号とは、その人が死んでしまってから「号」を与えることをいう。
つまり、生きていた時にはそのようには言われなかったということなのだが。

自主的漢文学習  中庸・詩経 1

3日前から、息子の教科書に関係のない漢文を読んでいる。
白文を読みこなせるほどの力はないので、力のある人が解説しているものを探してみた。
・・・たった漢字4つに、まあ何という長い解説であろうか。
当然、全文の解説は膨大な読み物・・・となる。

ったく。。。


とはいえ、まだ「漢字」である。
ギリシア語やヘブライ語やラテン語よりは理解できるはずだ!と思っている。

・・・あまり自信がないが。(ため息)

漢文

今夜は漢文だったよ。

斉の国の相をしている人の御の話だった。
いや、つまり、タイトルを忘れたのさっ!つい30分前のことなのに。(苦笑)

相とは、宰相のこと。
御とは、御者のことである。

清廉で倹約で知られた斉の国の宰相は大変に控えめな人格者だが、
彼の御者を勤めるものは、得意げに馬に鞭打つ人であったのが、
御者の妻に、あなたのような人、御者なのに主人より威張っている人なんか嫌い。暇を貰います。と言われ、身を慎むようになったのを、主人が不思議がり訳を聞いて、最後にその御者を重臣にした、というお話。(だと思う)

儒教の精神だね、ほんと。


ところで・・・
最近、古文漢文のことばかり書いている。
他にも・・・いろいろあるはずなのにね。


例えば・・・
カナダ出身の女性Kが自分の故郷の写真を見せてくれたから、それを見ながらいろいろ話をできて楽しかったこととか。
彼女がSFが好きで、アイザック・アシモフの小説を読んでいた時に、本の内容について聞いたこととか。
そうそう。彼女は「アジモフ」と言っていた。そして私はアシモフの「フ」ってVなんだ!と初めて知った。(苦笑)
この時「アイ・ロボット」という作品の話を聞いた。
これもアシモフが書いていて、映画になったと彼女は言った。ウィル・スミスが登場したと。
それでピンと来た。
ちょうど数日前、テレビで放送したいたのだ。>アイ・ロボット
お父さんのような科学者を、一体のロボットが殺す・・・そんな話でしょ。と。

ほんの5分であったよ。
それでも、ただで英会話ができるのだ。
なるべく自分から話すことを続けたいと思った。

真夜中の古文教室・・・他に話題はないのか(><) ないもん

例によって例のごとく。
親子で古文を学習している。

というか・・・
教科書の訳が書かれたテキストを買うとか、そういうことをすればいいのに、
英語も古文も、息子は単語を調べないといけないと思っているのだ。
しかし、あまりにやることが多く、手を抜く技量もないため、寝不足がずっと続いていた。
仕方なく、母が辞書引きの手伝いをしながら、一緒に古文を訳していくことにしたのだ。

高校時代の得意科目は世界史と漢文であったのさっ。(もう忘れたけど)

今回のは、東下りの続き。
つまり・・・「伊勢物語」である。
主人公が、草木の生い茂った暗くてさびしい宇津の山を行くところに、ばったり知り合いに出会って、文を託されるところである。
文は、京のいい人へのものだと思うのだが。(解釈が間違っているかも・・・)

本当に、日本語は難しいね。
格助詞とか接尾語とか接頭語とか。
「とや」とか「なむ」とか「かかる」とか「かかり」とか。「ゐる」なんて、久しぶりに見たよ。

何となく話したり書いたりしているが、文法を考えると訳が分からなくなってくる。ラテン語とどっちが難解だろう。

でも、どっちかというと漢文がいいなあ。
早く漢文に移って欲しいなあ・・・。

しつこく・・・ 真夜中の古文教室

もう。新しくカテゴリーを作ったよ。。。
だって、ずっと続きそうなんだもん。

今日も息子に「付き合って」と言われ、辞書引きを手伝っていた。・・・ったく。

土佐日記から進んで、伊勢物語。
この間はその中の「芥川」だったが、次は「東下り」である。
てけとうに訳したけど、今更ながらに古典の日本語の活用の面倒くささに参った。
「なむ」とか「べし」とか、やたらと意味がいっぱいあって、日本語って難解だわと。


そういえば、昔、未然形とか連体形とかいろいろあって必死に覚えたことがあったなあ。
・・・きれいに忘れていたわ。


どっちかというと、漢文の方が好きだな。。。 (><)
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