夜久霊をともない諸口に古事を訪ねる

Copyright © 2003 maid 内容の引用・転載を禁ず

参考文献

参考文献 6

Wiederum…
麻城ゆうの本を読んでいる。
メモっておこう。

『 月光界秘譚 1 風舟の傭兵 』麻城ゆう 新書館ウィングス文庫
『 月光界秘譚 2 太陽の城 』麻城ゆう 新書館ウィングス文庫
『 月光界秘譚 3 滅びの道標 』麻城ゆう 新書館ウィングス文庫
『 人外ネゴシエ−タ− 』麻城ゆう 新書館ウィングス文庫
『 時代の巫子1 青竜、目覚める 』麻城ゆう 角川 ス二−カ文庫


参考文献 5

このところ、麻城ゆうの本を気に入って読んでいる。
寝る前に30分ぐらいずつであるが。

メモっておこう。

『 反風水師 誕生 』麻城ゆう 中央公論社
『 反風水師 その愛 』麻城ゆう 中央公論社

『 仮面教師SJ 1 』麻城ゆう ウイングス文庫
『 仮面教師SJ 2 』麻城ゆう ウイングス文庫
『 仮面教師SJ 3 』麻城ゆう ウイングス文庫
『 仮面教師SJ 4 』麻城ゆう ウイングス文庫
『 仮面教師SJ 5 』麻城ゆう ウイングス文庫
『 仮面教師SJ 6 』麻城ゆう ウイングス文庫
『 仮面教師SJ 7 』麻城ゆう ウイングス文庫

その他の本は…真珠関連か、
ドイツ語の辞書かラテン語の文法書と辞書である。
辞書の方は…1日に大体6時間ぐらい引いているが、全然単語が覚えられないなあ。( 溜息``` )

期間限定15 玉藻前伝説 ちょっとまとめ

浮世絵とか、江戸時代の玉藻の前に関する話はいっぱいあるが、そこそこに信憑性のありそうなのは、『神明鏡』、『下學集』、『臥雲日件録』『本朝高僧伝』くらいか。
だが、いずれも、鳥羽院か近衛院の名前があって、よく分からない…。

南北朝時代末期に成立し永享2 (1430) 年まで書かれた神武〜後花園天皇までの年代記『神明鏡』。
文安1 (1444) 年に成立した『下學集』。
室町時代の五山僧瑞渓周鳳(ずいけいしゅうほう)の日記『臥雲日件録』(1446年(文安3)から73年(文明5))、
元禄15年(1702年)成立の『本朝高僧伝』



参考文献 4

少し前の作品だが、久しぶりに読み始めたらハマってしまい、CDや小説まで手に入れた。

『 JOKER外伝 特捜司法官S-A 』麻城ゆう 新書館
『 JOKER外伝 特捜司法官S-A 2 』麻城ゆう 新書館

『ジョ−カ−外伝  新 特捜司法官S-A 1 』麻城ゆう 新書館
『ジョ−カ−外伝  新 特捜司法官S-A 2 』麻城ゆう 新書館
『ジョ−カ−外伝  新 特捜司法官S-A 3 』麻城ゆう 新書館
『ジョ−カ−外伝  新 特捜司法官S-A 4 』麻城ゆう 新書館
『ジョ−カ−外伝  新 特捜司法官S-A 5 』麻城ゆう 新書館
『ジョ−カ−外伝  新 特捜司法官S-A 6 』麻城ゆう 新書館
『ジョ−カ−外伝  新 特捜司法官S-A 7 』麻城ゆう 新書館
『ジョ−カ−外伝  新 特捜司法官S-A 8 』麻城ゆう 新書館
『ジョ−カ−外伝  新 特捜司法官S-A 9 』麻城ゆう 新書館
『ジョ−カ−外伝  新 特捜司法官S-A 10 』麻城ゆう 新書館

コミックの方も読んでいるのだが、
道原かつみという漫画家の画力のすごさを改めて感じた。
まず、動きのある身体がちゃんと描けている。単にデッサン力だけではないと思う。
そして、多くの登場人物の描き分けができている。
ちゃんと"見分け"ができるところがすごい。
そして…

この話って、SFというか…
テ−マは"愛"だったのか…と。

私は毎日、車の中でJOKERとリィンのやり取りをCDで聞いている。
何かね、歌もいつの間にか覚えてしまったよ。

参考文献 3

久しぶりに文字を読んだ…

『 有明集 』蒲原有明…ハイヤムの詩6首を含む
『Omar Khayyam's Quatrains.』
  In Persian, English, French, German, Arabic Khayyam, Omar  
  Published by Negah, 2008年 180 x 240 mm, 206頁。  

『 SALOME 』1967年初版のペ−パ−版 2020年
『 SALOME 』1912年発行の豪華版( 1907年の豪華版初版の復刻版 )

『Les Aventures Du Roi Pausole』
  PIERRE  LOUYS  ILLS.FOUJITA
  Paris: Fayard / Le Livre de Demain、1931年。年
  23.5X18cm、174頁、アンカット・フランス装   
 レオナール・フジタ(藤田嗣治)の数ある挿絵本の中でも最もポピュラーな「ポゾール王の冒険」、藤田嗣治のオリジナル小口木版(を写真製版した)挿絵/カットが28点(5点はフルページ・シングルサイド(裏面に文章がない片面印刷)を収録、 1931年パリの Fayard 刊の後版。

『 日本八景 』 Les huit renommees
 キク・ヤマタ 著 藤田嗣治による挿画47点 アンドレ・デルプーク出版 1927年
 単行本: 256ページ
 レゾネ番号: BUISSON II. 27. 158
 出版社: Andre Delpeuch, Paris (1927/05/30)
 シリーズ名: L'invitation au voyage
 言語: フランス語
 大きさ: 19.4 x 14.2 x 1.9 (本) cm
藤田嗣治による47点の挿画入りの本書は、アンドレ・デルプーク出版社の「旅への誘い」シリーズの一冊。日本人外交官の父とフランス人の母をもつ著者のキク・ヤマタ(山田菊1897-1975年)は、日本の風俗や物語をフランス語で書きあらわし、当時フランスで大変人気の高い新鋭の作家であった。テキストと挿画は、「宮島」「東京」「京都」「山々」「海辺」「松島」といった土地について紹介する。( 本の説明より )

藤田嗣治 『 夜と猫 』
1950年 初版 「Night and the cat」 エリザベス・コーツワース 12点挿絵本

参考文献 2 CD

車で毎日聞いているから…

『 JOKER ファースト・コンタクト 』
『 JOKER ヴォイスムービー マージナル・シティ 』
『 JOKER SECOND CONTACT パープルムーン 』
『 JOKER コミックス オリジナル アルバム 』

『 ドラマCD ジョーカー FILE.1.2セット 』

最近の参考文献 1

『Deutsche Mythologie』Jacob Grimm
『LATINAE GRAMMATICAE RUDIMENTA 初等ラテン語文典』田中秀央 東京研究社
『LEXICON LATINO - JAPONICUM 羅和辞典』田中秀央 東京研究社

辞書と文法書だけど、毎日時間以上眺めているからさ、読書しているも同じだよね。

参考文献『キリスト教の歴史』

『キリスト教の歴史』小田垣雅也 講談社学術文庫

Jacob Grimmの『 Deutsche Mythologie 』を読んでいるうち、
独逸語の邦訳が本当に正しいのか、分からない部分がいっぱい出てきて、
この本を急遽手に入れた。

『 Deutsche Mythologie 』の『序章』には欧州にキリスト教がどのように伝播していったか、
そして、もともと存在していたその地の古い信仰や、神々や妖精の伝承が、追いやられていったその痕跡を探っていくことで、古いドイツの信仰や伝承が北欧のそれと密接に関わりあっていることを調べて、その資料をまとめたいと、Jacobが考えていたことが分かった。
この時、せめてキリスト教の伝播の歴史を多少でも知っていれば、Jacobの書いた内容を少しでも正しく解釈できるのではないかと、そう考えたのだよ。

この本『キリスト教の歴史』自体もなかなか興味深い本だった。
まだ少ししか読んでいないが、「エホバは、ヤ−ウェの母音の付け間違い」との情報は、大変に興味深かった。
ヘブライ語は、本来、子音のみで、母音は付けないのだ。
つまりね。漢文で言うと、白文の状態だと思って下さい。
返り点も何もついていないの。だから、読み間違うことがある。
同様に、子音のみのヘブライ語の文章や単語を、後世に母音の付け間違いをすることは想像に難くない。
で…
本来は「ヤ−ウェ」という「"ある"という存在」を意味する単語が「エホバ」と、間違って発音されるに至ったらしいのだよ。

う~ん。面白い…。
この作者、生きていたら91歳ぐらい。
生きていたら話をしたかったなあ。
いや、まだ存命かも。
うむ。



残念。
調べてみたら既に故人であった。
19年2月21日逝去、89歳。…だって。


わあい

『Deutsche Mythologie 』がエゲレスから来たよ。
ヤコプ・グリムの書いた独逸の本なのに、ね。
で…
えへへへ。
全ページにヘブライ語やギリシア語やラテン語がここぞとばかり散りばめられているかと思っていたが、なんてことはない。
取り合えず、9割がた独逸語だった。
助かった…。
現物を見るまでは決死の覚悟だったけど、全部のページを読むわけでもなし。
それでも、一番短い章でも10ページはある。
一番ヘブライ語とギリシア語が少ない処を見てみよう。
ラテン語は、ひどく怪しいが、辞書と時間があれば、何とかなるかもしれない。
ええい、誤訳だろうが何だろうが、いいもん。
お偉い語学の先生たちも邦訳できていない本だよ。
チャレンジするだけ、いいよねっ?

KIMG0113

KIMG0114

期間限定14 玉藻前伝説『本朝高僧傳』

本朝高僧伝. 巻之35・36
著者 卍元師蛮 撰
出版者 出雲寺文次郎
出版年月日 〔明治--〕

『本朝高僧傳』巻第三十六

  伯州退休寺沙門玄玅傳 
    源翁禪師向行状 日本洞上
    聨燈錄 延寶傳燈錄第七


釋玄玅。字玄翁。姓源。越後人也。年過2志學1。2州之鎧1。
鬀染稟具。十九參2峩山和尚干總持1。進修稍久。遂破2疑團1。
而承2印契1。2化諸方1。峩山下有2嗣法三十人1。
山滅後各分2處諸方1。
説法浩浩地。於是大源通幻等五哲。
胥議擯
出其倍2遺誡1者二十餘員上。
而不2入永平總持ニ本寺1。玅其一數也。初到2伯州1。
檀越剏2退休寺1請為2第一代1。四衆歸崇。
文和三年屈
2野州1。2泉渓禪院於五峰山1。
安居七年。士庶靡風丕極2華構1。開堂説法。結城府主屢來聽法。
2安穩寺1之。歷2四載12奧之會津1。開2慶徳寺1
鄰里有
寺名2慈眼1。本密宗道場也。住持歸2師徳1
2刺史1力。革成2禪刹1師主之。
乃改
2舊號12護法山示現寺1
高豎
2法憧1。野州那須野有2妖石1。一觸2其氣1則人畜皆斃。
時人名
2殺生石1。玅一日行對石曰。
汝元來頑石頭。性從何來靈從何起。便以杖打石三下。石不爲云。
應永三年正月七日遘
病書偈曰。四大X(亻+叚)合七十一年。
末後端的蹈
2翻鐡船1。卽時逝矣。余按殺生石事陀書不見。
或謂砒礵之類也。想好事之者擬
2破竈墮1而爲言。
彼杖下卽碎其跡永泯矣。此以
2毒石1今在焉。
且隨
2世説1疑而載。後覺甄焉。

ざっくり説明すると、
『沙門玄玅伝』
昔むか〜し、字を玄翁、姓が源という越後の人がいて、
年を取ってから仏門に入って、説法の上手なありがたい僧侶になった。
野州那須野に妖石があった。
この石のために人も獣も皆忽ち斃れてしまうと。
そこでこの人が那須野の殺生石を封ずることになった。
玄玅が杖で3回石を打つと忽ち石が碎け泯びたが、
今も石は毒を吐いている。と。


* 旧字体がどうしても出てこないのについては、新字体で。
印刷が悪かったので、判読できない部分もあった。
間違っているかもしれないが…。ひとまず終わりということで。

チョンチョンチョン…



pre『本朝高僧傳』

現在、印刷の悪い『本朝高僧傳』をデジカメに写させていただいたものを此処にupしている最中。
この本は、私の出身大学の図書館の特別な書庫にあるという情報を、ある先生から教えていただき、その先生のお口添えで閲覧させて頂くことができた。本の形から、コピ−機では本が傷むので使用禁止ということで、デジカメで写すことを許して頂いた。ただし、職員立会いの下で。

しかし、とにかく読みにくい。
さらに、旧字体が手書きパットでも出てこないもので苦労している。
毎日1行ずつでもupすることにした。1か月あれば何とかなるかなあ。
この資料は、殺生石に封じられていた玉藻の前の魂を解放した(成仏させた?)ありがた〜いお坊様のプロフィ−ルなのだよ〜ン。

海水の…

wikiで拾った数字らしいが、
某氏からの提供。これも参考にUPしておく。

「海水の成分
Na 1.05%
Mg 0.13%
Ca 0.040%
K 0.038%
Sr 0.0008%
でした。Caの1/50です。
Srがないと困る、という話は聞かないが
すいぶんたくさんあるのだな…
バリウムより多いとは思わなかった、
というのが今回の印象です。」

という、素材の成分等に詳しいエキスパ−トさんからの情報。

参考文献『宝物真珠の材質調査報告』

『宝物真珠の材質調査報告』(和田浩爾  赤松 蔚  松田泰典) より

少し古い資料をご紹介。

非破壊検査で、蛍光X線分析の結果から海水産か淡水産真珠かを調べるための基礎実験が行われた。
平成元年の資料なので、かなり古いのだが。

*** 濃度(%) *** ***** Ca      ***** Mn   ***** Sr
中国産淡水真珠   * 99.46〜99.72  * 0.12〜0.43   * 0.10〜0.12
イケチョウガイ真珠 * 99.70〜99.92  * 0〜0.23  * 0.04〜0.07

あこや貝真珠 * 99.79 * 0.00 * 0.21
黒チョウガイ真珠 * 99.67〜99.75 * 0.00〜0.01 * 0.24〜0.33
白チョウガイ真珠 * 99.76 * 0.00〜0.02  * 0.21〜0.22
マベ真珠 * 99.40〜99.54 * 0.00〜0.03  * 0.46〜0.57
イガイ真珠   * 99.70 * 0.00 * 0.30
牡蠣真珠 * 99.66 * 0.00 * 0.34
アワビ真珠 * 99.52〜99.68 * 0.00〜0.01  * 0.31〜0.47
ピンク貝真珠(コンク) * 99.44〜99.63  * 0.00〜0.01  * 0.36〜0.56

参考文献『真珠の科学』-真珠のできる仕組みと見分け方-

『真珠の科学』-真珠のできる仕組みと見分け方-
  和田浩爾   真珠新聞社

かの有名な和田先生の、かなり専門的な本。
何と、2年前の誕生日に、鳥羽の某所で某氏にプレゼントしていただいたもの。
本当はかなり高価な本だぜっ !!

少しずつ読んでいたが、あまりに専門的な内容のため、半分ぐらいで頓挫してしまっている。
が…
2018年の11月30日、某所で真珠シンポジウムがあった際、
これまた真珠で超有名な、元MIKIMOTO真珠研究所所長・赤松蔚氏に
「いい本だよ。ただし、内容が少し古い。当時は最も最新の内容だったが。」
と言われ、
「そうか。じゃあ、あの本の内容は今の真珠の現状に合わなくなってきたのか。」と思った。
そうしたら、何だか読む意欲がなくなってしまって、そのまま頓挫。
情けな…。

だが、この本の内容はとても役に立っている。特に…。

へへへ。
海水産と淡水産の真珠の違いについて。
物凄く簡単に言ってしまうと、
海水産の真珠は、Mnがほとんどない。Srがとても多い。
淡水産の真珠は、Mnが多くて、Srはほとんどない。
従って、MnとSrの含まれている量で分かっちゃうのさっ。

参考文献 『PEARLS』

『PEARLS』
BEATRIZ CHADOUR-SAMPSON
WITH HUBERT BARI

イギリスで、私の大好きなフーケの怪魚@abalone pearlが展示された時の、図録である。
本来、この怪魚は、Pforzheim という街にあるSchmuckmuseumに展示されているものであるが、イギリスのある博物館でのPEARL展に貸し出されていたものらしい。

この情報を真珠博物館からいただき、さらにAmazonで買うことができると知り、初めてAmazonを利用した。

で・・・
現在私はビクトリアンのジュエリーのPEARLのバラバラになっているものを修復している。
完成させるのに、何かヒントにならないかと思って先日から図録や専門書を読み返しているのだが、う〜ん。。。
豪華なシードパールのパリュールとかは時々収録されているのだが、豪華ではないものはあまり見かけない。
う〜ん・・・。

参考文献  『真珠の博物誌』 他

必要があって、真珠関係の文献を読み返している。
また、新しく手に入れている。
『MIKIMOTO ミキモト 真珠王とその宝石店100年』 徳間書店 1993年 発行
『真珠』 白井祥平 昭56年 解説:四ヶ国語版 マリンプレスカラーガイド
『真珠の博物誌』  松月清郎 2002年3月 

『真珠の博物誌』
作者は言わずと知れた現真珠博物館の館長様である。
なかなか心の広い、懐の深い方。私はこの館長のファンである。
毎日少しずつ読み返していた。
今回で4回目だが、貝殻の画像を見たり、実際にテイ河の真珠を手に入れたり、北海道のカワシンジュガイの貝殻を送っていただいたりして、以前よりも多少知識が増えたせいか、文章に対して、以前とは異なった印象を持つようになってきたように思う。
内容の理解は以前より深くなったはず・・・だが。
何であらう。・・・まだまだ足りないな、というか。
この本の内容を理解するのに、自分に足りていないところがまだこんなにある、ということか。
一番初めに読了した際に思ったことは、「この本はいい。すごい。面白い。読んでよかった。」とまあ、こんな所であったが。
真珠は本当に奥深い。


そうそう。絶版になっていた『MIKIMOTO ミキモト 真珠王とその宝石店100年』 徳間書店 1993年 発行 を、ヤフオクで手に入れた。3200円ほどで。
もう手に入らないと思っていたので、とても嬉しい。

さらに、白井祥平先生の『真珠』昭56解説:四ヶ国語版 マリンプレスカラーガイド も、2900円で手に入り、明日明後日ぐらいに手許に届きそう。
諦めないで探し続けていると、きっと手に入るのだ。


参考文献『PEARLS  A Natural History』

『PEARLS  A Natural History』
これは、2005年、東京で行われたパール展の図録である。ずっと欲しかったが、ヤフオクで見つけたので手に入れることができた。
読了。

この中には興味深い内容が満載。実に良い本である。
しかし、???と思うこともあった。
「養殖真珠を最初に造ったのは、18世紀のCarl Linnaeusというスウェーデン人。
ロンドンの中心地のBond Streetに、Linnean Societyと呼ばれる場所があり、この最初の養殖真珠は、そこに保管されている」と。英国在住の知り合いが教えてくれた。
スウェーデンではなく、なぜ英国か、が不思議だが。

パール展の図録に、リンネの作った養殖淡水産真珠の画像があった。
1740年 スウェーデン ウプサラ と但し書きがあった、リンネの真珠である。
このP.105のリンネの真珠の画像は、イギリスのLinnean Societyから提供されたものだと書かれていたが、
英国のアンティーク業者さんからの紹介で、この図録に載っているリンネの養殖真珠の画像と同じものが公開されているHPを見つけることができた。
当然、同じ画像のはず・・・だが、一目で笑ってしまった。
何故か?
何と、リンネの真珠の画像が反転しているではないか?  
図録が間違っているのか、このイギリスのHPが間違っているのか・・・。

もう一つ、細かいことだが、図録のミスを見つけてた。
中古本なので、訂正表が入っていなかっただけなのかもしれないが…
図録の125ページ下の写真「ムガールの真珠」の説明。
ヘジラ82年が1574年はあり得ないぞ?と思っていたら、英語の方は 982 after Hegira と書かれていた。

シードパール

鳥羽の博物館でスタッフに質問した。
幾つかのちょっとした疑問なのだが…。
いぢわるしたものでも、相手を困らせようとしたものでもない。

意味が知りたくて、聞いてみたのだ。
1 シードパールって、どんな大きさ?
2 パールアパタイトって、宝石のアパタイトと関係あるの?

スタッフではなく、館長様にお答えいただきました。

1 0.25grain(つまり、0.0125g 以下にあたる。)
  300個で75grain以下。これは3.75gで、1匁以下。ということ。

2 アパタイトは、燐灰石のことだが、パールアパタイトのアパタイトは、多少略されている言葉のようだった。
  結論、、、関係ないようだ。

ロンドン情報

ヴィクトリアンパールに関するエピソード。
昔々・・・
ロシア革命時にドイツに亡命したユダヤ系ロシア人が、ロンドンのHatton Gardensで起業しました。
その人が店をたたむ時、知り合いに店のものを譲り、
さらに・・・その知り合いが商売止める時に、別の知り合いが一連の真珠や宝石を買い取ったと。
その中に昔採取されたMississippi Pearlsが入っていたと。
海水産のパ−ルで作られたヴィクトリアンパールのネックレスは、おそらくガルフ湾で採取されたものて゜あろう。


知人からのお勧めの真珠に関する本はこちら。
* Gems their sources description & identification (5th edition) : R. Webster
* Book on pearls : George Harlow

それと、American Museum of Natural Historyの本が良いとも聞いた。

カワシンジュガイに寄せて  参考文献

故あって、カワシンジュガイのことを調べている。
なかなかまとまらないので、取りあえず参考図書でもメモっておこう。

『島根縣史跡名勝天然紀念物調査報告 第九輯
  昭和12年3月25日印刷  昭和12年3月31日発行  島根県』


『金城町誌 第一巻』 自然編 第三章生物 第二節 動物  第三節 1、留意の動物   2、天然記念物

『金城町誌 第七巻』 自然編 第四章 皇国地誌 第九節 波佐村

『随筆 石見物語』 木村晩翠  河内八幡宮式年大祭奉賛会 発行 昭和57年 四月二日 

参考文献

このところ、鳥羽に行くために真珠関係の本を読んでいた。以下・・・

『PEARLS JEWELY FROM THE SEA パール海の宝石』

『別冊 太陽 パールジュエリー』

『THE BEAUTIFUL WORLD OF PEARLS』特別展 世界の真珠・美の彩展 神戸21世紀復興記念事業

『卑弥呼の宝石箱』

「真珠の博物誌」松月清郎 研成社

『正倉院の真珠穿孔技法』 松月清郎

参考文献 「宝物真珠の材質調査報告」和田浩爾 赤松蔚 松田泰典)

この「文献」は、本ではなく、ネットで見つけた。
なかなかに専門的で、実に興味深い内容である。以下・・・

1988~1990年の2年間、正倉院の宝物の真珠検査が行われた。
装飾に使われていた真珠4158個の中から、二枚貝産真珠56個、巻貝真珠層真珠13個、真珠構造以外の殻体の貝から採れた真珠4個、赤紫色に人工処理された真珠層真珠4個を選び、材質調査をした、その結果についてまとめてあった。
結果は・・・
その全てが日本国内、それも、伊勢の国より以西で採集された海水産の天然真珠、それも大半がアコヤ貝から採れた二枚貝産真珠層真珠であると分かったのだ。淡水産は一つもなかったと。
その他、
7個のアワビの真珠層真珠と、10数個のアワビと推定される巻貝真珠層真珠が確認されたと。
また、真珠構造以外の真珠も4個あり、いわゆるコンク真珠であるか、稜柱層真珠であるかを同定できなかったらしいそらに、人工着色された真珠がかなりあったこと、ブリスターパールも若干混じっていたと報告されていた。(「宝物真珠の材質調査報告」和田浩爾 赤松蔚 松田泰典)


以上が報告書の概要であるが。。。
ここにはマベ真珠は一つも入っていない。
それとも、選ばれた77個の中に入っていなかっただけで、実は混じっていたのだろうか?
…天然マベ真珠は、アコヤよりアワビよりレアだということなのか。
・・・謎は深まるばかり。

コインについて調べてみた その参考文献

まだ読んでいないが…

図書館に行って検索してみた。
約2000の資料から10冊を選んだが、新しいコインの資料はやめた。
それと、よい資料だったが、貸出禁止の本は当然のことながら借りられなかったし。。。

取りあえず、参考文献をメモる。

大英博物館双書Ω殿紊魏鬚明かす「コインの考古学」アンドリュー・バーネット 新井佑造 訳 學藝書林
「入門 世界のコイン 価格一覧表付」中村佐伝治 文研出版
「図説 お金の歴史全書」 ジョナサン・ ウィリアムズ 編 湯浅赳男 東洋書林
月刊言語2008 12 「特集 古典語・古代語の世界 ”世界言語遺産”をめぐる旅」大修館書店
「コインの水族館」木谷浩 成山堂書店
日本人の原風景 「古事記と小泉八雲」 池田雅之 高橋一清 かまくら春秋社

参考文献  古代史関係

しばらくぶりでUPする。
実際はちょくちょく関係文献は読んでいたのだが、此処に書き込みするのを忘れていたよ。
まあ・・・覚えているうちにメモメモ。

『古代出雲文化展』図録

『日本古代の郡衙遺跡/条里制・古代都市研究会/編 雄山閣』 発掘された郡衙遺跡・青木遺跡 松尾充晶

『出雲世界と古代の山陰』 古代王権と交流 瀧音能之 名著出版 監修 水野祐 
  (額田部臣と部民制 武廣亮平)他

『國史學』第194号 青木遺跡シンポジウム 国士学会古代史部会  「青木遺跡と地域社会」平石充 松尾充晶

「出雲西武地域の権力構造と物部氏」平石充

『青木遺跡(中世編) 国道431号道路改築事業(東林木バイパス)に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書機
 2004年3月 島根県教育委員会

期間限定 玉藻前伝説 10 参考文献

近くの某大学の図書館で、
『本朝高僧伝』と『臥雲日件録』を借りることができるよう、某氏がいろいろ奔走してくださったのだが…、さすがに稀書である。
書庫に保管されているとのことで、平日5時までしか貸し出しの取り扱いができないという。
または・・・
借りることもできない可能性があるというのである。
コピーだけでもできるといいのだが。

『ミキモト 真珠王とその宝石店100年』

『ミキモト 真珠王とその宝石店100年』  Kila library/ KIRA編集部 エディコム

何とか、読了。
図書館に返す日を2日過ぎてしまったが、夜間返却ポストに入れてきた。

内容が濃くてなかなか読めなかった。
次の土日にちょっとした旅行に行くのに間に合わないかと思ったよ。

内容は以前にも書いたので省略。
上京したらMIKIMOTOに行きたくなった。
ただ・・・
きっと4Fに行ったらまた前と同じ対応だろうなあと思うよ。
せめて、人が5mも近づくまで大声での私語を続けるのは止めてほしいわ。
失礼というものだと思うのだが。

高額のハイジュエリ−を買えない庶民だが、ネットで「本当のこと」を書くと、営業妨害したことになるのかね。

参考文献

7月の連休に鳥羽の真珠博物館に行くので、いくらか付け焼刃ながら、本を読んでいるよ。
ちょっと関係ないものもあるがね。
忘れぬうちにUPしておこう。


『グリコのおまけ』筑摩書房
婦人画報『アンティーク・ジュエリ−入門』 監修?山口遼 婦人画報社
『アンティークジュエリ−への招待』菊池宏子 角川書店
『ペルシア湾の真珠』チャールズ・D・ベルグレイブ 雄山閣
『Pearls』 Kristin Joyce / Simon & Schuster  1993
『ミキモト 真珠王とその宝石店100年』  Kila library/ KIRA編集部 エディコム

「真珠の世界史」山田篤美

真珠と古代史好きな私には堪らん本。
「真珠の世界史」中公新書で、今年の8月に出たばかりの本で、鳥羽のMIKIMOTO真珠島の真珠博物館の館長さんに紹介していただき、早速購入したもの。

「歴史の謎は真珠で解ける」話になっているが、文章の内容が濃いので、なかなか読み進まない。
気が向いたので3分の1を読んだところでメモっておく。

日本編「歴史の謎は真珠で解ける」では、(はっきり古書・文献に書かれていなくても)古代の日本の主要な輸出品は真珠であった・・・ということを中心にして、日本と中国(邪馬台国と漢)の関係を考え、真珠が採れる海が近い場所こそ邪馬台国のあった場所ではないかと考察している。
卑弥呼が漢から貰ったのは印と鏡だけでなく、(人はあまり注目していないが)中国産真珠があったこと、卑弥呼の跡を継いだ壱与は逆に日本の真珠を中国に送っていることなどを古書の資料を挙げながら解説。
中国産真珠はこの時代、淡水産真珠で、日本の真珠は海水産のアコヤ天然真珠であったであろうとも書かれている。

念のために説明すると・・・中国の淡水産真珠は、しわしわの薄っぺらな四角の変形が多い。貝の種類によっては扁平な円盤型の真珠もありえる。
日本の天然アコヤ真珠の場合は、全くの球ではなかったにせよ、そこそこの球形。
縄文後期(4500〜3300年前)の貝塚から出土したアコヤ真珠ですら美しい光沢をもつ球形の真珠である。中国の皇帝がどちらを重視したか言わずもがな。

遣唐使時代にもそれは続き、(日本側の資料では記録がないようですが)中国側の記録にしっかりと「838年に遣唐使が真珠を献上していた」ことが書かれているようだ。

また、フランシスコザビエルが日本に来たのは単なる布教ではなかったのではないかと考えている。
その理由として、当時のカソリック世界での真珠の(偏ったほどの)使用と、ザビエルが日本以前に布教してきたのがインドの漁夫海岸やマンナール島という当時の真珠採取地であり、対象が漁夫であったことを挙げ、日本でのザビエルの目的は真珠の産地のキリスト教化という目的もあったのではないかと・・・これまたウニ−クな論を(しっかりとした文献・資料を使いながら)展開している。

単に、面白おかしい論を裏付けもなく書くものとは違い、大変に説得力がある。
しかも一方的な文献だけでなく、日本以外の文献も調べて取り上げているところが、著者:山田篤美(京都大学卒・米国オハイオ州立大学大学院修士課程修了の歴史研究家・美術史家)の博識で頭が柔らかいところかと思った。

参考文献 真珠関連

かなり前に読んだ本。メモるのを忘れていた。

『MIKIMOTO ミキモト/真珠王とその宝石店100年』 徳間書店
『ミキモト真珠島 MIKIMOTO PEARL ISLAND』
『JEWELRY from the PEARL MUSEUM 真珠博物館のジュエリー vol.機

いずれも写真が豊富で見ているだけで楽しかった。

天然真珠と養殖真珠

気分が乗ったので少し読書してみた。
真珠について少しまとめてみたい。

天然真珠で最も有名だったのはアラビア湾で、19世紀後半から1930年ごろまで真珠の採取量は大変なものだったようだ。北米、インド、ヨーロッパの真珠の需要に対応したものだったようで。
バ−レ−ンの真珠採取のための船の数 以下
1917年・・・900隻
1927年・・・500隻
1940年・・・200隻
1950年・・・100隻

資源の枯渇と、日本の養殖真珠の登場とでアラビアの天然真珠採取は衰退してしまったが。
アラビア湾で採れたのは、セイロンシンジュガイという貝から採れる真珠が主で、これは体長10cm以下の小型の貝。オリエンタル・パールという名で有名だそうですが、たいていは1cm以下で、6mmぐらいのものが多かったようだ。
この貝は日本のアコヤの地域変種で、同じく地域変種は西インド諸島にも生息し、ここではメキシコアコヤ貝と名付けられているらしい。

さて、アラビア湾には、セイロンシンジュガイよりももっと深い10〜15mを超える深海に生息するクロチョウガイに属する貝があり、これは1cmを超える真珠を作ることができたようだ。
カタール美術館の所蔵品の中には、18mmの黒いボタン型、20mmの白い円盤型、珍しい砲弾型の白真珠はなんと35mmもあるそうだ。

養殖真珠を何世紀も前から行っていたのは、中国。
真珠貝の中に鉛の小さな仏像を入れておくと仏像型のブリスターパールができることが分かっていたようだ。
MIKIMOTOの真珠博物館の現館長が書いた「真珠の博物誌」という本の中で、中国の仏像真珠のつくり方が、12世紀の本にすでに書かれているとあった。これは淡水の貝を使ってのことだそうだ。

『文昌雑録』という本に、淡水産のドブ貝の一種を使って仏像真珠を2年で作ったことや、半球状のものまで作られていたことが書かれているという。
しかしかなり大雑把な内容で、しかも真珠の餌に朝鮮人参を与えたという・・・信じられないことも書かれていたようで、技術を盗もうとするものから養殖技術を守ろうとしたのではないかと考えられる。
1717年にフランスの科学者レオミュールという人が、輝きのある真珠は真珠貝の内側の層と同じ層でできている、褐色の真珠は貝殻の外側の層と同じ層でできている、と考えたそうです。しかし、なぜ真珠が丸くなるかは謎のままだった。

丸い真珠の養殖はスウェ−デンで初めて成功する。
カール・フォン・リンネ(1708〜78)という科学者が、淡水産の貝を使って6か月かけて育て、初めて数粒の丸い真珠を作ったそうだ。ただし、質は悪かったようだが。

それから、オーストラリアでウィリアム・ザビル・ケント(1845〜1908)という人、この人は漁業捜査官や監察官を10年にわたり務めた人だったらしいが、南洋真珠の養殖に初めて成功した人と伝えられているらしい。
残念ながら実録は残っていないとのこと。
しかしケントが考え出したシロチョウガイの真珠養殖の技術は、量産を避け、生息環境を維持しながら現在も継続されているとのこと。
結果として、日本だけが真珠養殖の条件を満たしていたようだ。


参考文献
『真珠の博物誌』松月清郎 
『PEARLS パール 海の宝石』著作・ユベール・パリ  翻訳監修・赤松蔚  翻訳・木下哲夫

参考文献

『MIKIMOTO ミキモト/真珠王とその宝石店100年』 徳間書店

『JEWELRY from the PEARL MUSEUM 真珠博物館のジュエリー Vol.機 
ミキモト真珠島 MIKIMOTO PEARL ISLAND

いずれもミキモトに関係した本である。
特に、上のはA4版ハードカバー、全ページ写真仕様 かなり昔に発行されていたが、12000円の本だった。
真珠王の生涯が事細かに書かれていた。
鳥羽の商人の息子に生まれ、貧しい境遇で15歳から働き始めた幸吉が、真珠が大層高価に取引されていることを知り、自ら真珠をつくろうと思い立ったこと。
まずはアコヤの母貝を手に入れることから始めたこと。
半円の養殖アコヤ真珠をつくるに至ったこと。
そして、真円(全体が真珠層に囲まれているという意味で、球形の真珠と言う意味ではない)真珠をつくることに成功したこと。
関東大震災の際、ミキモトの店はつぶれたが、天皇家に収めるはずだったものは無事で、ロイヤルジュエラーとして認められるに至ったこと。
幸吉の住んでいた島に、アメリカ人のお偉いさんがひっきりなしに訪れたこと。
島に飛行場まで作ったこと。
そして・・・
96歳で生涯を閉じるまで、日本を自分の作った真珠で世界に認めさせたい、自分の作った真珠で日本を支えたい・・・という一途な気持ちをずっと持ち続けていたこと。

大変に興味深かった。
東京は銀座に行ったら、MIKIMOTOの本店に足を踏み入れてみたいと思ったよ。

参考文献 「真珠の博物誌」 松月清郎 研成社 

日曜日。
お彼岸だが、親戚が来なかったので、やっと読み終わった。ふう。

鳥羽の真珠島の博物館の現館長の著である。

面白かった。
特に、天然真珠が当時どの程度の金額で取引されていたか。
ネックレスをマンハッタンのビルと交換したセレブ女性がいたという。
ざっと・・・一粒数億円と。
・・・どんな真珠で大きさがどうだったのか分からないが。

それから、
ピンクの真珠とブル−の真珠の話も面白かった。

真珠の博物館の学芸員というものは、物理・化学の知識もいるのだなあ・・・と感心したり。
色の見え方と光、とか。
真珠層構造の話。

まあ、適当にすっ飛ばしたりしたけどね。

いい本だった。

参考文献 真珠関係

「真珠の博物誌」 松月清郎 研成社 

ベルソ−ブック038 「真珠をつくる」 和田克彦 (社)日本水産学会 監修

サイエンスポピュラー「真珠物語」 生きている宝石 町井昭 裳華堂 

取りあえず、図書館で借りてきたが、
よく考えたら、真珠が好きな割に関係書物を読んでいなかったことに気がついた。
私の真珠に関する知識って・・・
人から聞いたことを覚えているか、
でなければ、ネットで検索したことをバラバラの知識として持っている・・・そんな感じだ。

専門家が書いた本を読むのは面白いわ。 

参考文献「別冊太陽 パールジュエリー」「マベパール賛歌」

DSC00386 - コピー (2)
鳥羽の真珠博物館に行くというので、少し真珠関係の本を読んでいた。

「別冊太陽 パールジュエリー」平凡社   ・・・写真がきれいで見ているだけでもよかった。

「マベパール賛歌 養殖の歴史から生態の神秘まで」鈴木良和 柏書店松原
・・・田崎真珠がいかにマベ真珠を養殖するのに至ったかの、血と汗と努力の話・・・だな。

さて。
二つの本からの情報をざっくりとまとめてみた。

「ブリスター真珠を人工的に造り出したもの」なので、天然のマベ真珠というものは存在し得なくその全てが養殖だ・・・と思っている専門家もいるようだが、マベ貝を母貝とした天然真珠は存在する。

真珠王といわれる御木本幸吉がアコヤ貝を使って真珠養殖に成功したのが1893年。
奄美大島の油井小島で、猪谷という人がマベ貝を使って真珠の養殖を成功させたのが1908年。
マベ貝が生息していたのは、東南アジア・の熱帯〜亜熱帯です。奄美大島がぎりぎりというところらしい。
文化の中心地から離れていたことから、「マベ貝」というものに注目がいかなかったようで、世界では知られていなかったようだ。
マベ貝の数の少なさ、さらに天然に真珠ができる確率も低く、マベ貝を母貝とした真珠は知られていなかったということらしい。
しかし、
牡蠣にもアサリにもハマグリにも、すべての貝に真珠(アコヤのような光沢のある真珠かどうかは別として)のできる可能性はあり、マベ貝にも天然真珠はできる。
現に私が真珠博物館で見た、マベ貝を母貝としてできた天然真珠は、ごつごつとした不細工な形のボールのような2〜6mmの真珠だった。

1931〜1935年の短期間、マベ貝を母貝として作られた養殖真珠は、スペインに輸出されていたという。
その後、戦争の影響もあって、マベ貝を使った真珠養殖は不振になっていく。
田崎真珠の健闘によってふたたびマベ貝を使った真珠養殖が盛んになったのが1975年も過ぎたころ。
マベ貝からできる真珠は、その構造から大変に美しい光沢のある真珠ができるらしい。
結晶が薄くて規則的に並んでいればいるほど、また、真珠層が厚ければ暑いほど、美しいテリのある真珠ができるということらしい。

大変に筋肉が発達していて海の水の流れの激しいところで生息するマベ貝は、球形の核を入れた場合、それを吐き出してしまう可能性が高いため、半球の核を貝に接着するという形で養殖が行われという。現在では、真円(=すべての面に真珠層があるもので、球形という意味ではない)のものもできるようになったようだが…。

そういうわけで、
マベ真珠=大変に美しい真珠である、という評価ができ、白蝶貝からできる養殖の半円真珠まで「マベパール」と言われるようになっていったようだ。
田崎真珠の、マベ貝を母貝とする養殖半円真珠が流通するようになってからは、少なくとも日本では「マベもどき」は少しずつ姿を消していったという。

最後に・・・
日本の古い文献には「まべ」に「真辺」の漢字が充てられているとか。
しかし、ある研究者は、マベ貝のことを沖縄の漁師が「マベ」とか「マービー」と呼んでいるのを耳にしたことから、
「まべ」とは古い琉球の言葉ではないかと推測している。


だがまあ・・・
しかし、メキシコにもレインボーマベという貝から天然真珠や養殖真珠ができるようです。
メキシコではマベ貝のことを何と言っているのか・・・それは調査不足なので知りませんが…。



参考文献 読むかどうか分からない本

でも、取りあえずメモしておこう。

『Eメールのドイツ語』トーマス・シュタール倉田勇治 白水社 

『ドイツ語の歴史』 ヴィルヘルム・シュミット 西本美彦 他訳 朝日出版社

『ドイツ語 チャレンジブック』 在間 進 三修社

『古代メソポタミア語文法 シュメール語読本』 飯島 紀 信山社

・・・最後の本であるが…
何か、変わった名前の出版社だなあ。これって、シュメール人が日本人のルーツだとか言っている人たちに関係した会社じゃないよね・・・・。
ユダヤと日本に関係があるとか、キリストが日本に来たとか、シュメール人が日本に移住してきたとか・・・
ユダヤの人たちがユダヤ教を忘れるはずもなく、今の日本にユダヤ教など浸透していないし、どう考えてもおかしいのだが、熱狂的な一部の人がえらいことを信じているらしいから、すごいなあ。
信じているのなら、人任せにせずにみんなヘブライ語が読めるようになっていればいいのに、「信じている人」たちの中でどれ程の人がヘブライ語が分かるのかしら? それでいて、日本語とヘブライ語はこのように共通しているとよく某所に書かれているのだが、私には展開されている論が全然理解できない・・・。

話がそれまくっているね。元に戻そう。さて・・・

”メソポタミア語”なんて初めて聞いた。
こういう言い方をするなら、ユーラシア語とかアジア語とかヨーロッパ語とかもありそうだ。
どの言語を選ぶのか?
伝説のゴンドアナだかゴンゴアナだかいう大陸があったのなら、ゴンドアナ語もあったのか? 
これなんかは全ての大陸のもとだから、それこそ・・・どんな言語体系の言語だったのか? 実に興味があるね。

・・・遠方に出張に行って帰って来たばかりなので疲れている。
今日の私は過激だわん。
いやいや、本当はこういう人間なんです。お後がよろしいようで・・・。(いや、怖いようで。。。)

参考文献

ずっとメモるのを忘れていた・・・。

ちょっと分野がいろいろだけど、書いておくか。


「妖婚宮」 祥伝社
「黒天使」 徳間書店
「イシス」山岸凉子 潮出版社
「抱朴子・列仙伝・神仙伝・山海経」平凡社

ほかにもあるけど、ちょっと内緒。

Grimm関係 あれこれ

他の4冊のうち、2冊は何度も読んでいるが・・・
まあ、記録しておくことにしよう。
でないと、後日、本の名前を忘れてしまうから。(苦笑)

「Die brueder Grimm グリム兄弟 生涯・作品・時代」ガブリエーレ・ザイツ 高木昌史 高木万里子 訳 青土社

「グリム ドイツ伝説集(上)」桜沢正勝 鍛冶哲郎 訳 人文書院

「完訳 グリム童話集 1」 金田鬼一 岩波文庫

「朝日選書455 グリム童話の誕生」聞くメルヒェンから読むメルヒェンへ 小澤俊夫 朝日新聞社


ところで・・・
Sneewittchenの話だが、初版では彼女にひどい仕打ちをするのは継母ではなく、実母ということになっている。
王妃である実母の悲惨な末路はどうだったか・・・。

中国の歴史書に、司馬遷の書いた「史記」がある。
その中に、絶世の美女・妲己が大喜びしたという残酷な処刑琺・炮烙(ほうらく)の刑についての記述がある。
こちらは、いかにも悲惨であることが分かるように書かれている。

Grimm初版のSneewittchenの実母の最後は、さらりと書かれている。
内容は、史記と同じような内容なのだが。
こうしてみると、肉を好んだ欧州の人間達って、やっていることはすさまじいのに、何だろう。このあっさり感は。

そういえば、ローマの皇帝にも随分と残酷なことをする人がいたっけ。
ネロとかカリギュラとか・・・。(@@)

Grimm関係の本 あれこれ

正月前から図書館で5冊の本を借りていたが、とうとう手にすることもなく・・・。(TT)
本当は6日が返却日だったが、すっかり忘れていた。(ため息)
ふと。
1冊を手に取り、少し読んでみた。


いやあ。面白いぢゃないか。

読んだのは、「グリム<初版>を読む」吉原高志 吉原素子 白水社

著者(複数)は、素晴らしい経歴の、独逸語の専門家である。
いくつかの著名な物語の初版の原文を、本来のFraktur体ではなく、ラテン体の文字にして紹介すると同時に、その邦訳をつけ、さらに注釈を添えてあった。
全く、至れり尽くせりである。
私が以前、読むのに挫折したRapunzel。
そして、全文目を通したが、ちゃんと意味理解できたかが不安だったSneewittchen。
いずれも取り上げてあった。
まあ・・・何とか・・・そこそこに文章が分かっていたことが分かり、ちょっと嬉しかった。
白雪姫のお母さんの最後がどう悲惨だったかも、取りあえず、私の思っていた通りであった。(怖)゛゛゛

そのほか、初版だけでなく、ところどころ2版や決定版とされる7版からの引用があり、版によってどう違っているのかを丁寧に解説がしてあって、とても分かりやすかった。


いい本だ。
何て助かる本であろう・・・。

参考文献 Grimm関連で追加

「思想」2007年3 NO.995  岩波書店

某先生から紹介してもらった資料。
取り合えず、「読んだ」が、内容の濃さといい、単語の難易度といい・・・
一度読んだだけでは理解できなかった。

だが、Grimmの生涯のことをこの先生がどれだけ調べたのかは、ひしひしと伝わってきた。
それほど長い論文ではないのに、本当に内容が深い。
また、いつGrimmがどんな決定的なことを経験していたのか、とてもよく分かった。
そして・・・
結びの言葉が振るっていた。

Grimmの言葉の引用なのだが、う〜ん。参った・・・。

参考文献 ちょっとグリムかな?

「グリム童話」 金田鬼一 岩波書店
「グリム ドイツ伝説集 上」 桜沢正勝/鍛冶哲郎 人文書院
「ユリイカ グリム童話集」1999年4月号 青土社
「グリム童話を読む事典」高木昌史 三交社
「トールキン神話の世界」赤井敏夫 人文書院
「アンティーク・ジュエリー入門」 監修 山口遼 婦人画報社

腐食ビーズ 

参考文献

世界の博物館「シリア国立博物館」講談社

世界の博物館「大英博物館」講談社

世界の博物館「ルーブル博物館」講談社

海のシルクロード「古代シリア文明展」NHKサービスセンター

「世界ガラス美術全集」1.古代・中世 由水常雄編 求龍堂

「古代ガラス」−銀化と彩り− 谷一尚・塩田紘章 里文出版

「世界のビーズ文化図鑑」民族が織り成す模様と色の魔術 キャロライン・クラブトゥリー/パム・スタールブラス 東洋書林

「世界お守り大全」デズモンド・モリス 東洋書林

「四大文明」インダス 近藤秀夫 NHK出版

『アトランティス大陸研究』

本当に、私って「齧る」だけの人間だと思う。
でも、これが私の楽しみ方なので、まあ、いいということにしてもらおう。

昔読んだ本の内容がどこかで混乱しているようだ。
アトランティスで祭られているのはバアール神だと思い込んでいた。
この記憶が何処から来ているのか・・・よく分からない。
もしかしたら創元社辺りのロマンの内容が脳の中にしみこんでいるのかもしれない。
どこかで、2つの神の対立があって、その一方がポセイドン、もう一方がバアール神だったような不確かな記憶があるのだ。
それで、家にこの本があったことを思い出し、少し読んでいるという次第。

『アトランティス大陸研究』
N.F.ジロフ箸 伊藤清久訳 大陸書房
大書である。
A5版500ページ
著者のN.f.ジロフは旧ソビエトの化学博士である。
この本の監修をしたのが、同じ旧ソビエトの地理学博士で、D.G.パノフ教授

専門家が何人かで、欧米各国のアトランティス研究関係の論文をあまねく調べ上げ、プラトンの書き残した伝説が証明できる史実である可能性を詳しく述べている。

ただ・・・
この本が著されたのは1971年。今から34年も前なのである。
だが、おそらく現在のアトランティス研究も然程進んでいるとは思えないので、取り合えず読んでみようと思う。

昔読んでみたが、あまりに長く専門的であったため、ホンの10ページで投げ出してしまった本であった。
何とか最後まで行きたいものだが。。。

参考文献:: 参考文献のページ

2003年の6月には、参考文献を資料として載せてみました。
     

参考文献:: 独逸語検定対策本

たまたま BOOK OFF に行くことがあり、本を見ていたら。。。

何と!
『独検3級突破』という本があることに気がついた。
しかもCD付き。それも、封が空いていないのだ。

2600円が1350円(税込み)


どっき〜ん!!!


この間は偉そうなことを書いていたのに・・・邪な欲望に負けて買ってしまった!

だ、だって、
語学関係の本がたった20冊しかないのに、何でまた・・・こう・・・都合のいいことがあるのだろう。



う〜むむむ。
これでは3級の試験、合格して当たり前か?何とか63点くらい取れないかなあ・・・。
   

参考文献:: 『新正書法対応 すっきりわかるドイツ語』

今日は仕事で八束町という処に行って、芸術の秋を楽しんで来た。
その帰り。某ブック・オフでコミックスと、ドイツ語の本を買った。

その名も・・・・『新正書法対応 すっきりわかるドイツ語』 (三修社) 2200円が半額の1100円だった。
他にCD付の3800円が1900円になったのとかがあったが、これは初版が1998年であったので止めた。

そう。何でもドイツ語の表記の仕方が1998年の8月から変わったらしいのである。
これを「ドイツ語の新正書法」という。
で、2005年の7月までは移行期間ということで、今までの表記の仕方も認められるらしい。
いずれにしろ、この新正書法については勉強したいと思っていたのでちょうどいいや。
私は1100円のドイツ語の本を買うことにした次第。

ポイントだけここで紹介。
  
1 短母音の後の ß は、ss になる。  
    daß → dass   Kuß → Kuss   Fluß → Fluss
  
2 分離動詞の内、動詞+動詞 名詞+動詞からなるものは、分かち書きをする。

    spaziererngehehn → spazierern gehen
    kennenlernen → kennen lernen
    radfahren → Rad fahren 

3 so wie zu+形容詞・副詞 は、分かち書きとなる。
 
    soviel → so viel
    wieviel → wie viel
    zuwenig → zu wenig
 
4 成句で小文字化した名詞は大文字書きに戻す。
     
    auf deutsch → auf Deutsch
    heute mittag → heute Mittag
    gestern abend → gestern Abend  
   

参考文献:: ドイツ語会話関係@CD付き

子どもの行事とか私の風邪のために12月は会話教室になかなか行けない。
年末年始も当然行けない。
やらない時間が増えると忘れてしまいそうなので、通勤時間に車の中でドイツ語のCDを流し聞きすることにした。
だが、ドイツ語のCDは高いのであ〜る。

そこで考えたのが「レンタル」。
県立図書館に行って借りることにした。結構あるんだよねえ。うふっ。

ところが、同じことを考える人は他にもいるようだ。
借りてきたCDの具合がよくない。
CDプレ−ヤーに入れても入れても出てくるときた。う〜ん。
仕方がないのであるものを片っ端から借りてみて、具合のいいものを確かめ、本日、借りなおしてきた。

おりしも県立図書館は資料の点検と電算システムの更新のため、12月28日から約1ヶ月休館になるという。
で、今日借りたものは2月6日に返せばいいのだ。ふっふっふ。
ドイツ語会話のまともなCDは、私が独り占めさっ!

取り合えずUPしておくか。

1 『CD付 ドイツ語が面白いほど身につく本』 中野久夫  中経出版
2 『NHKCDブック すぐに役立つ はじめてのドイツ語』 関口一郎  日本放送出版協会
3 『CD付 60歳からのドイツ語入門』 信岡資生  三修社

1は、そんなに面白いとは思わないが、CDがちゃんと聞けるので借りた。
2は、「A B C ・・・・」から始まるのだが、なかなかよい内容である。
いろいろな状況に合わせた表現が出てくるし、少しずつ単語を変えて同じ表現が繰り返されるので分かりやすいし、名詞の性と格変化を自然に覚えられそう。
3は、タイトルが気に入らなかったのか?誰も借りていなかったようで、CDの封を私が切った。そう、まっさらのCDでした。

あと、
『グリム ドイツ伝説集 上』もまた借りた。ネット上にある原書を訳す時、便利であろう。
だって、これ、方言とか古いドイツ語なので、手持ちの辞書が役に立たないのである。
それなのに何故原書を読むかというと・・・。ええ、誰かが言っていた。
私は「神話・伝説オタク」なのだそうだ。・・・そうだったのか・・・!
いや。否定はしない。もっと文法的に簡単な恋愛小説もあるのに、欠片も興味が湧かないもの。(爆)

『グリム幻想紀行』 小澤俊夫 田中安男  求龍堂
これはグリムに関わりのある土地の写真とかイラスト等、視覚的な資料がいっぱいあって参考になると思ったので借りた。

あと・・・
ドイツ語に関係ないが、シュメール語関係の本を1冊借りた。
『大英博物館双書 失われた文字を読む1 楔形文字』 クリストファー・ウォ−カー 大城光正 學藝書林
この本も何度も借りているが・・・なかなか進まない。

独逸語の教科書

2003/04/26 (Sat) 09:29
学生時代の私の使っていた教科書。
今でもほとんど毎日のように眺めている・・・。

この本がとても気に入っている。

この教科書、今は無き、DDR( Deutsche Demokratische Republik  ドイツ民主共和国=東ドイツ )のヘルダー・インスティトゥートの『初級ドイツ語教本』である。

ヘルダー・インスティトゥートとは、ヘルダー研究所。
つまり、当時、東ドイツにも外国人向けのドイツ語研修施設があったようなのである。
そこの、教科書なのである。
無論・・・抜粋なのであろうが・・・。
内容が少し偏っていて、そこがまた個人的にとても気に入っている。

学生時代、縁あって、三年生の時にドイツ語のクラブに入った。

私の行っていた地方大学は修得すべき単位の指定が多すぎて、私には第二外国語が免除されていた。
従って、英語にしか触れた事がなかったのだが・・・
外国語には昔から興味があったようである。何時の間にかはまっていた。

その、クラブで使っていた教科書が・・・また・・・。
ええ。クラブではね、当時の西ドイツ( Bundes Republik Deutschland ドイツ連邦共和国 )の外国人むけ語学研修施設ゲーテインスティトゥートで使われていた教科書、これを使っていたのだ。
たまたま、クラブの部長が、高校時代にゲーテ・インスティトゥートで語学研修をうけ、ドイツ語ペラペラになった人だった。

この先輩は、西ドイツ大使館やドイツ観光局を通じてドイツのPRのための冊子とかを無料で貰ったり、このゲーテ・インスティトゥートで実際に使用していた教科書を手に入れたりしていた。

分厚い、2cmほどの厚さのB5版の本。表紙は薄紫。
びっしりと印刷された小さな文字。

一週間に2回。2時間ずつ、先輩を講師として私達は独逸語を教えてもらった。

同時に、正規の初級ドイツ語の授業も受けた。
↑こっちの教科書が、もとDDRのヘルダーインスティトゥートの『初級ドイツ語教本』。

どちらかと言うと・・・先輩の授業の方が厳しかった。
毎日2時間辞書を引かねば、追いつけなかった。

奇しくも・・・私は当時の東西ドイツの外国人向け語学研修施設の教科書2冊に触れ、独逸語を学んだ事になる。

会話が中心の教科書であった。特に、DDRの方は。

この教科書の・・・いささか偏った文の内容が・・・私はなんとも気に入っている。
その内容は、
当時私が読んでいた、ある専門誌(邦訳本)の内容・・・の一部を髣髴させるものであったから。

ある専門誌とは何か?

あまりよい訳とは思わないが、分裂する前のソビエト連邦には「ソビエト欠陥学研究所」というある研究機関があったのだ。
私はここの研究紀要『ソビエト欠陥学』という本を結構気に入って読む事があった。

同じ社会主義圏ということなのであろう。
文章には・・・何というか・・・独特の書き方がなされていたのだ。

長くなるので、この話はここまで。また・・・そのうちに。   

参考文献:: 『独検3級突破』付録CD

取り合えず、通勤の車の中でCDを聞いてみることにした。
通勤時間、短いんだけどね。



・・・・・・・・・・


う〜ん・・・
CDの中に入っていたのは、想定された問題。
無論、独逸語。

内容は・・・今の私の実力で、やっと4割がた分かる?くらいの内容か?
一度聞いただけで分かるのは3割くらいかも。
でも、傾向は分かった。対策もだいだいわかった。
問題は自分の実力との格差が埋まるかどうか。

少なくとも、

不規則動詞変化(現在・過去・過去分詞)
人称の変化
疑問詞の種類
助詞の使い方
動詞の過去形を使った文章(seinとhabenについては念入りに)

・・・ここらあたりはウィークポイントなので、って全部じゃん!(^^; 頑張ろうっと。
    

参考文献:: 語学  独逸語  2003/09/20 (Sat) 00:18

普段、気にとめていなかったが・・・
その気になったので、自分の持っている独逸語の文法書・辞書をUPしておくか。

『CONCISE Deutsch−Japanisches Woerterbuch』 三省堂
『WOERTERBUCH  DER DEUTSCHEN UND JAPANISCHEN GEGENWARTSSPRACHE  Deutsch−Japanisch』 三修社
『DUDEN 2  Das Stilwoerterbuch』 
『新式獨和大辭典』 大倉書店 昭和2年発行   ←我が家の家宝(髭文字)
『Das Neue Testament』 (髭文字) 
『Japanisch−Deutsches Woerterbuch』 郁文堂
『例文で覚える 役に立つドイツ単語』 郁文堂
『ドイツ基本語5000辞典』 白水社
『現代独作文 実用第一歩』 郁文堂
『楽しいドイツ文 手紙の書き方』 郁文堂刊
『Deutsche Sprachlehre fuer Auslaender』 hueber
『Deutsch  EIN LEHRBUCH FUER STUDENTEN』 芸林書房
『中高ドイツ語』 古賀 允洋 大学書林
『はじめて学ぶドイツ語 Ich lerne Deutsch』 榎本重男  東洋出版
『標準ドイツ語会話』 白水社 
『250語でできる やさしいドイツ語会話』 白水社

参考文献::語学  その他  2003/09/20 (Sat) 00:44

ついでに・・・
その他の語学関係文法書・辞書を・・・取りあえずUP。
ただ、
持っているだけで、買ってから全然開いてもいないものがほとんどだったりする。
う〜むむ。 ^^;

『初等ラテン語文典』 研究社
『新ラテン語文法』 日本図書館協会選定図書 南江堂
『ラテン語読本』 南江堂
『ラテン語の学び方』 南窓社
『羅和辞典』 研究社
『ギリシア語入門』 岩波全書
『ELEMENTARY Persian Grammar』 CAMBRIDGE UNIVERSITY PRESS
『KEY TO ELEMENTARY PERSIAN GRAMMAR』 CAMBRIDGE UNIVERSITY PRESS
『ピリピ−ノ語 会話練習帳』 大学書林
『ピリピノ語 基礎1500語』 大学書林
『英仏対照 観光会話』 大学書林
『フランス語 基本単語集』 白水社
『日本語で引く 英独仏対照単語』 大学書林
『Collins Gem  Latin−English English−Latin Dictionary』 
『Collins Deutsch−English English−German Dictionary』 

他にもいろいろあるけど。まあ、この辺りで。    
livedoor プロフィール

m-90_72954

Archives
  • ライブドアブログ